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地質用語(24)

地質用語及び関連用語をまとめてみました。
前回に引き続き、(か)から始まる用語です。

・上総層群 (かずさそうぐん)
上総層群とは、新生代第三紀鮮新世~第四紀更新世古期の地層です。
海成層で、砂岩、泥岩及び凝灰質砂礫等からな成り、多摩地域では、厚さは1000mを越えています。
多摩川以南の多摩丘陵や房総半島方面では広く地表に露出していますが、東京以東、以北では地下深くもぐって東京の基盤を成しています。
・上総掘り (かずさぼり)
上総掘りは、昔の掘り抜き井戸の代表的な工法です。
やぐらを組んで大きい車を仕掛け、これに割り竹を長くつないだものを巻いておき、その竹の先端に取り付けた掘鉄管で掘り抜く工法で、古くから上総国を中心に行われました。
・ガス井 (ガスせい)
ガス井とは、主として天然ガスを噴出する坑井のことです。
・ガス徴 (ガスちょう)
ガス徴とは、掘削中の泥水や掘りくずの中に炭化水素系の気体が含まれてきて、地層中に炭化水素が存在することが立証されるときに、ガス徴があると言います。
・ガス田 (ガスでん)
ガス田とは、天然ガスを埋蔵する地域、または産出する地域のことです。
・霞石 (かすみいし) 
霞石(nepheline、ネフェリン)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種で、準長石に属しています。
塩酸などの強酸に入れると白濁することから、ギリシャ語の「雲」にちなみ命名されました。
・霞石玄武岩 (かすみいしげんぶがん)
霞石玄武岩は、バサン岩と同義で、細粒の不飽和の玄武岩質岩石で、ネフェリン,輝石,橄欖石から成り、斜長石は少量か欠如しています。
・霞石鉱床 (かすみいしこうしょう)
霞石鉱床は、含鉄鉱物の少ない霞石閃長石やリン灰石霞石岩で、霞石や霞石と長石類の混合物を容易に回収できるものを言います。
・霞石閃長岩(かすみいしせんちょうがん)
霞石閃長岩(Nepheline syenite、ネフェリン閃長岩)は、霞石(ネフェリン)を含む準長石閃長岩です。
石英を含まないアルカリ深成岩の一種で、アルカリ火山岩の響岩(霞石響岩)に対応しています。
石英を含む閃長岩とは分類が異なります。
・霞ガ浦 (かすみがうら)
霞ガ浦は、茨城県南東部にある海跡湖です。
太平洋岸に近いところに比較的小さな北浦、その西側に大きな西浦があり、これらが北利根川・鰐川・外浪逆浦・常陸利根川により連結された構造となっていますが、狭義には西浦のみを指して霞ヶ浦と呼びます。
定義のいかんにかかわらず、琵琶湖に次いで面積日本第2位の湖です。
西浦だけでの面積は168平方kmで、常陸利根川として流出し、利根川に合流しています。
・霞岩 (かすみがん)
霞岩は、ネフェリンと輝石が主で、橄欖(かんらん)石を含まない細粒の岩石です。
非顕晶質または斑状で、橄欖石があれば橄欖石霞岩(olivine nephelinite)と言い、マフィック鉱物が50%以上であれば優黒質霞岩(melanonephelinite)と言います。
・ガス水比 (ガスみずひ)
ガス水比とは、一般に水溶性天然ガス田において、坑井から産出したガスと水の地表条件における容積比をいい、
標準状態でm3/kLで表します。
・霞大理石(かすみだいりせき)
霞大理石とは、大理石の石材名で、非晶質の石灰岩で、墨流しのようなぼかし模様を持っています。
・ガス油比 (ガスゆひ)
ガス油比とは、油・ガス生産において、ガスと油の産出量の容積比をガス・油比または生産ガス・油比と言います。
1 日あたりのガスの生産量が Qg 、油の生産量が Qo であれば、ガス・油比は Qg/Qo となります。
・ガス用炭 (ガスようたん)
ガス用炭とは、揮発性物質が約35%含まれる石炭で、ガスの製造に適しています。
・加背 (かせ)
加背とは、鉱山用語で、坑道の断面の大きさをいうときに使われ、たとえば七八の加背とは、幅が7尺(約2.1m)、高さが8尺(約2.4m)の坑道の断面のことです。
大加背は坑道の大断面を言い、加背割りは鉱体を坑道で分割することを言います。
・火星 (かせい)
火星は、地球の外側を回る第4惑星で、赤色に輝き、およそ2.1年(780日)ごとに地球に接近します。
望遠鏡では、赤褐色の表面に暗い模様と、両極に白く輝く極冠が見えます。
・火成活動(かせいかつどう)
火成活動とは、地下深部で発生したマグマが地殻内を上昇し、地殻内の岩石中に貫入したり、地表に噴出,噴火し冷却固結して火成岩を形成する現象、およびこれに伴われる諸現象のことです、
深成活動(plutonism)や火山活動(volcanism)などが含まれます。
・火成岩 (かせいがん)
火成岩は、マグマが冷却・固結してできた岩石の総称です。
化学組成や生成される時の状態によって分類され、地下深所で固結したものを深成岩(花崗岩など)、地表または地表近くで固結したものを火山岩(安山岩・玄武岩など)、前二者の中間の地下で固結したものを半深成岩と言います。
・火成作用(かせいさよう)
火成作用は、火成活動とも言い、マグマの活動のことで、火山作用と深成作用とに分けられます。
前者は大洋底や大陸にもありますが、現在の地球では島弧などで、プレート境界を特徴づけています。
後者は、造山帯深部で起こるマグマの活動や、花コウ岩などの深成岩やミグマタイト、広域変成岩ができる作用の総称です。
・火成相 (かせいそう)
変成相の概念は火成岩にも拡張できるとして、変成相を鉱物相として一般化するとともに、火成岩の鉱物相を火成相と呼びました。
エスコラが提唱しました。
・河成層 (かせいそう)
河成層とは、河川が運搬した物質が、その流路に堆積したものを言います。
・火成分泌脈 (かせいぶんぴつみゃく)
火成分泌脈とは、火成岩マグマからのエマネーションにより生じた鉱脈のことです。
・火成迸入型花崗岩 (かせいへいにゅうがたかこうがん)
火成迸入型花崗岩とは、周囲の岩石に対して、貫入した様相を示す花崗岩のことです。
・火成論者 (かせいろんしゃ)
火成論者とは、地球内部の火の力を重視し、花崗岩や玄武岩はマグマの冷却固結でできるという説をとる人のことです。
・化石 (かせき)
化石とは、地質時代の動植物の遺骸・遺物・遺跡などが地層中に保存されていたもののことです。
動植物の硬い部分が鉱物と置きかわったり、石化したりして残ることが多いのが特徴です。
・化石塩水 (かせき・えんすい)
化石塩水は、化石海水とも言い、昔の海水が地層の隙間などに閉じ込められたものです。
・化石化作用 (かせきかさよう)
化石化作用は、生物群集が遺骸群に変わる前半の過程と、遺骸群集が化石に変わる後半の過程に分けることができ、前半の過程では、生物群集は死後、分解者による分解や腐食性の捕食者による破損、水流や泥流による運搬,摩滅などの作用を受け、運ばれてきた遺骸は、湖や浅海地域にゆっくりと堆積していきます。
後半の過程では遺骸は種々の続成作用、つまり、上に重なる堆積物の圧密作用、殻や骨を溶かす溶解作用、別の鉱物で置換される交代作用などを受け、さらに変成がおきたりして変化していく作用のことです。
・化石海底谷 (かせきかいていこく)
化石海底谷とは、堆積岩中に残された昔の海底谷のことです。
・化石群集(かせきかぐんしゅう)
化石群集とは、地層のある特定の層準や限られた地域の特定の地層から発見され、構成種などの特徴がほとんど変わらない化石の集合のことです。
・河跡湖 (かせきこ)
河跡湖とは、蛇行の著しい河川で、河道の変化により一部が取り残されて湖沼となったものです。
三日月形をしたものが多く、日本では石狩川下流などに見られ、三日月湖と呼んでいます。
・化石種 (かせきしゅ)
化石種は、古生物学種とも言い、化石の記録に基づいて、形態上の差異によって識別された種類のことです。
・化石準平原 (かせきじゅんへいげん)
化石準平原とは、ある時期に形成された準平原が、被覆層に覆われた時、その被覆された準平原を化石準平原と呼んでいます。
・化石床 (かせきしょう)
化石床とは、化石が特定の地層に集中して見られる産状を言います。
・化石植物群 (かせきしょくぶつぐん)
化石植物群とは、ある一つの地層から産した植物化石から同定された多数の種のことです。
・化石侵食面 (かせきしんしょくめん)
化石侵食面は、化石面とも言い、ある時期に侵食面が形成された後で、なんらかの事変が起き、その侵食面を不整合に覆う堆積物が被覆層として載った場合に、埋没した侵食面のことを言います。
・化石人類 (かせきじんるい)
化石人類とは、化石骨によって知られる、新生代第四紀更新世およびそれ以前の人類の総称です。
・化石水 (かせきすい)
化石水とは、太古に海だった地域が、長い年月の間に陸となり、海水が地中に残存して地下水となったものです。
・化石相(かせきそう)
化石相とは、地層のもつ性質のうち、その含有化石の性質によってとらえた特徴のことです。
・化石層(かせきそう)
化石層(fossil bed)は、水流などにより、化石が掃き寄せられて密集したものを言います。
貝殻はよく化石層を形成しています。
・化石層位学 (かせきそういがく)
化石層位学は、化石層序学および生層位学のことです。
・化石層序学 (かせきそうじょがく)
化石層序学は、化石層位学または生層位学とも言い、地質学のうち、地層のできた順序(新旧関係)を研究する分野です。
地質学の一分科で、地層の性質,地層の構造,地層の上下関係などを研究し、地層中に含まれる化石をもとに新旧を決め地層を対比します。
・化石帯 (かせきたい)
化石帯とは、特定の化石まは化石群を含むことによって、上下を限定された地層の部分です。
1種の化石で決定されるものを種帯、化石群によるものを群帯と言います。
・化石堆 (かせきたい)
化石堆とは、地層中における化石の産状を記述する一つの用語です。
・化石動物群 (かせきどうぶつぐん)
化石動物群とは、ある地域のある時代の地層中から産出する化石群集に基づいて考えられる動物群のことです。
・化石土壌 (かせきどじょう)
化石土壌は、古土壌とも言い、沖積層,熔岩流,氷礫土,石炭の薄層などの下に埋まっていた土壌で。地表にあっても現在の条件で形成されたものではないものを言います。
・化石糞学 (かせきふんがく)
化石糞学とは、古生物学の一分野で、地層中に残っている動物の糞の化石を対象として、その植生や肛門の機能を知り、古生物の生態を研究する学門です。
・化石林 (かせきりん)
化石林とは、直立した樹幹の化石が地層中に散在しているものです。
日本では、石川県の手取川流域の中生代のもの、富山県魚津市の新生代第四紀のものなどがあります。
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