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地形について④

地形について説明します。
今回は、火山地形について説明します。
・火山
火山とは、基本的には地下のマグマが地表に噴出した結果生じた地表の隆起のことです。
噴出状態によっては隆起を形成せず陥没(凹地)の場合もありますが、これも火山と呼んでいます。
以前は、現在活動している火山を活火山、活動を休んでいる火山を休火山、活動を止めてしまった火山を死火山と呼んでいました。
具体的には、常に噴気活動があったり頻繁に噴火する火山(日本での例:桜島、浅間山など)を活火山、噴火記録はあるが現在は活動していない火山(同:富士山など)を休火山、有史以降の噴火記録のない火山を死火山としていました。
しかし、噴火や噴気活動の間隔は火山によってまちまちであることなどから、活火山と休火山を分けることは難しく、気象庁は昭和40年代から、噴火記録のある火山や活発な噴気活動がある火山はすべて活火山としています。
・活火山
活火山(かつかざん、かっかざん、active volcano)とは、「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」と、日本の火山噴火予知連絡会・気象庁で定義しています。
・休火山
休火山(きゅうかざん、dormant volcano)とは、有史以来火山活動の記録がありますが、現在は噴気などの目立った活動のない火山を指す古い名称です。
現在では休火山という言葉は廃用となっています。
・死火山
死火山(しかざん、extinct volcano)とは、有史以来活動の記録がない火山を指す古い名称です。
現在では、死火山という言葉は廃用となっています。
・火口
火口とは、広義には、火山活動に関連して生じたほぼ円形の凹地を指し、山頂火口、側火口、カルデラ、マール、溶岩凹地、溶岩流表面の偽火口などを言います。
狭義には、マグマの地表への噴出口を指し、その位置によって山頂火口、中央火口、側火口などと呼んでいます。
・火口湖
火山の噴火口に水をたたえて生じた湖です。
小さな火口湖は形状が単純な円形を成しています。
・爆裂火口
爆裂火口(ばくれつかこう、英: explosion crater)は、主として水蒸気爆発により既存の火山体の一部が吹き飛ばされて生じた火口です。
爆裂火口を谷頭として放射谷が発達している例も多く、全体の形態は馬蹄形、漏斗状を示しています。
火砕丘を持たない火口地形で、爆発火口とも呼んでいます。
・マール
爆発的な噴火によってできた円形火口です。
顕著な山体を持っていません。
火口に水をたたえたものもあります。
「マール」は、もともとドイツ西部のアイフェル地方の方言で「湖」を意味しています。
アイフェル地方にはこのようにして生じた湖沼が70か所以上に点在していて、「アイフェルの目」とも呼ばれています。
・火砕丘
火砕丘(かさいきゅう、英: pyroclastic cone)は、砕屑丘、火砕丘、臼状火山とも言い、降下火砕物質が火口の周りに積み重なって生じた截頭円錐形の丘です。
斜面は傾斜約30度、比高は数百メートル以下です。
火砕物質の種類によって軽石丘、スコリア丘などに細分されています。
・軽石丘
軽石丘(pumice cone)とは、珪長質で多孔質な白っぽい放出物が堆積した円錐丘です。
・スコリア丘
スコリア丘(岩滓丘 : scoria cone)とは、多孔質の内部構造を持ち、見かけの比重が小さく、黒色。暗褐色を呈する火山砕屑物が堆積した円錐丘です。
・噴石丘
噴石丘(cinder cone)とは、火山灰とスコリアなど主に噴石からなる火山砕屑物が堆積した円錐丘です。
・溶岩ドーム
溶岩ドームとは、粘性のかなり大きな溶岩からなる急傾斜の斜面を持つ丘状の火山です。
溶岩円頂丘とも言い、溶岩が火道からゆっくりと盛り上がってつくられた地形で、成長するにつれて不安定部分が崩れ落ちて、まわりに崖錐斜面を形成します。
したがって、溶岩ドームの中には形だけみるとスコリア丘と区別しにくいものもあります。
・カルデラ
カルデラ (英: caldera) とは、火山の活動によってできた凹地で、直径が2kmより大きいもののことです。
「釜」「鍋」という意味のスペイン語に由来し、カルデラが初めて研究されたカナリア諸島での現地名によるものです。
本来は地形的な凹みを指す言葉でありましたが、侵食および埋没により元の地形を留めていない場合などにも、過去にカルデラであったと認められるものはカルデラと呼んでいます。
・カルデラ湖
カルデラ湖とは、カルデラに水がたまってできた湖です。
そのうちカルデラの全部ないし大半が湖で占められるものを言います。
十和田湖、摩周湖、支笏湖、屈斜路湖、田沢湖など深い湖が有名です。
・火口原湖
火口原湖とは、カルデラに水がたまってできた湖のうち、カルデラ内の局所的な部分に水をたたえた湖を言います。
箱根山の芦ノ湖、榛名山の榛名湖などがあります。
・溶岩流
岩石を構成する物質が溶融状態のまま地表に流れ出たものです。
溶岩の性質によって溶岩流の厚さ、表面の形態などは大きく変化します。
・溶岩平原
溶岩平原とは、溶岩流に覆われたほとんど水平な、全体として平坦な地域を言います。
・火砕流台地
火砕流台地(かさいりゅうだいち、英: pyroclastic plateau)とは、火火砕流堆積物からなる台地です。
台地面は極めて平坦かつ緩傾斜、縁は急崖をなすことが多く、南九州に広く分布するシラス台地はその典型的なもので、シラスは白っぽい非固結堆積物にちなむ名です。
・火砕流凹地
火砕流凹地とは、火口から噴出した火山物質の破片とガスの混合物あるいは溶岩円頂丘や厚い溶岩流の一部が爆発し、崩壊しながら高速で斜面を流下する現象が火砕流で、火砕流堆積物間に生じる凹地地形を言います。
・火山麓扇状地
火山麓扇状地とは、裾野扇状地とも言い、火山体を刻む谷の谷口を扇頂として裾野に広がる河成の扇状地のことです。
・流れ山
流れ山とは、泥流丘とも言い、大規模な火山泥流の堆積地に見られる火山麓の小丘で、大小の丘が散在して泥流丘群をなすことが多く、径は数メートルから数百メートルです。
比高は数メートルから数十メートルで、平面形は円形ないし楕円形です。
・溶岩台地
溶岩台地(ようがんだいち、英: lava plateau)とは、溶岩流がつくる平坦な台地です。
薄い溶岩流が水平に多数累積する場合と、1~数枚の厚い溶岩流からなる場合があります。
・寄生火山
寄生火山は、側火山とも言い、大型複成火山の山腹にいかにも寄生したように生じている小型火山を言います。
寄生火山はスコリア丘、軽石丘、溶岩円頂丘などの単成火山が多いのが特徴です。
・シラス台地
シラス台地とは、白色の火山噴出物(細粒の軽石や火山灰など)が堆積した地層が、別の地層の上に平坦に重なって形成された台地のことです。
先ほど、火砕流台地のところでも述べましたが、シラスは白っぽい非固結堆積物にちなむ名です。
・複成火山
複成火山(polygeneticvolcano)とは、同じ火道を使って何回も噴火する火山です。
・単成火山
単成火山(monogenetic volcano)とは、それまで何もなかったところに新しく火道をあけて噴火を始め、噴火が終了するとその火道がすぐに閉塞してしまい、そこから再び噴火することがない火山体です。
・成層火山
成層火山(せいそうかざん 英: stratovolcano)とは、多輪廻の中心噴火によって噴出した溶岩流、火砕流及び降下火砕物質が、山頂火口の周囲に積み重なって生じた複成火山(噴火活動を繰り返した結果生ずる大型の火山体です。
円錐火山、錘状火山とも言います。
・楯状火山
楯状火山あるいは盾状火山(たてじょうかざん、英: shield volcano)とは、緩やかに傾斜する斜面を持ち、底面積の広い火山です。
粘性の低い(流れやすい)玄武岩質溶岩の噴出・流動・堆積によって形成されています。
地球上の大型火山の多くは楯状火山で、アスピーテと呼ぶこともありますが、現在ではこの呼称は推奨されていません。
・氷河底火山
氷河底火山とは、氷河の下にある海底火山です。
・水底噴火
水底噴火(subaqueous eruption)とは、海底、湖底、氷河底などで起こる噴火を総称して呼んでいます。
浅い水底の噴火では激しい爆発を伴うことが多く見られます。
・岩頸
岩頸(がんけい)あるいは岩栓(がんせん)、突岩(とつがん)とは、火道内のマグマが硬化してできた形成物です。
火山が侵食によって削られて、火道内の岩栓が地表に現れた独特の地形です。
・壁岩
壁岩とは、鉱物脈に隣接する母岩(country rock)で、鉱床を取り巻いたり、鉱床によって切られている岩石に用いる一般的用語です。
・海底火山
海底火山とは、ギヨーとも言い、海底に生じた火山です。
 山と全大洋の大部分を占める深海海丘は海底火山です。
・火山島
火山島とは、海底火山の逆で、火山が海面上に現れたものです。 
・間欠泉
間欠泉、間歇泉(かんけつせん、英: geyser)とは、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のことです。
・温泉
温泉とは、地中から湯が湧き出す現象や湯となっている状態、またはその場所を示す用語です。
その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれています。
熱源で分類すると、火山の地下のマグマを熱源とする火山性温泉と、火山とは無関係の非火山性温泉に分けられます。
・熱水噴出孔
熱水噴出孔(ねっすいふんしゅつこう、英: hydrothermal vent)とは、地熱で熱せられた水が噴出する割れ目です。
熱水噴出孔がよく見られる場所は、火山活動が活発なところや、発散的プレート境界、海盆、ホットスポットです。
・溶岩洞
溶岩洞(ようがんどう)は、火山噴火に伴う溶岩流出により生成される洞窟(洞穴)のことです。
成因は、溶岩の流出量や流動性(二酸化ケイ素の含有量)により左右されるほか、構造が脆く浸食に弱いことから、地質時代的に新しい山麓でのみ見られます。
・火山岩尖
火山岩尖(かざんがんせん)とは、火道と呼ばれるマグマの通り道に粘性の高い溶岩が地上に出る前にほとんど固まって、それが下から押し出されて塔状になったものです。
火山岩塔、溶岩岩尖、塔状火山、ベロニーテとも言います。
・火山性高原
火山性高原とは、周囲より高まりがあり、緩斜面からなる地形で、火山の原型の一部が残っているものを言います。
・堰止湖
堰止湖とは、火山活動による溶岩流、岩屑なだれ、泥流などによって堰止められ、生じた凹地に水がたまってできた湖沼です。
・溶岩末端崖
溶岩末端崖とは、溶岩流の末端に生じた崖のことです。
・溶岩トンネル
溶岩トンネルは、溶岩洞、あるいは溶岩チューブとも言い、溶岩流の中央部に生じたトンネル状の空洞です。
流動性にとんだ溶岩が流出後、固結すると、内部が空洞になることがあり、これそう呼んでいます。
玄武岩質の溶岩流に特徴的に発達し、富士山周辺に多く見られます。
風穴、氷穴等も溶岩トンネルに成因を持ちますが、トンネル内の状態でそれぞれに呼ばれているものです。
・枕状溶岩
枕状溶岩とは、楕円体またはそれに近い丸みを帯びた団塊の集合からなる溶岩です。
玄武岩質溶岩に多く見られ、水中や泥湿地中で溶岩が固結したときに生じます。
・溶岩樹型
溶岩樹型とは、溶岩の中に保存されている木の幹や枝の型です。
溶岩が樹木に接し、接面付近が急冷固結してその外形を写しとって出来ます。
樹木本体はその後燃えてしまったり、炭化します。
・泥火山
泥火山は、粘土が地下水や温泉水とともに地表に噴出して、火山に類似した堆積地形や陥没地形を生じたもので、噴気地域に生じたものを言います。
・噴泉塔
噴泉塔とは、温泉の湧出に伴って生成された温泉沈殿物が円筒状に堆積したものを言います。
・火山岩頸
火山岩頸とは、噴火の際の火道(パイプ)につまる溶岩栓が周りより堅くて、侵食から取り残されて地表より突き出ているものを言います。
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