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井戸水は安全か?

井戸水の安全性についていろいろ質問をいただきました。
前のブログの「放射能と井戸水」のところでも説明しましたが、原発の影響で、放射能の雨が降って、井戸水にもすぐ影響があると一般的には考えられますが、井戸水は、地表に降った雨が長い年月をかけて地中に浸透したものをくみ上げています。
その浸透する速度は、一番早い礫でさえ1km/day(1日に1km)が限度です。
ただし、川原にある礫はともかく、平野にある礫は回りに砂とか粘土とかがあるので速度は当然遅くなります。
私たち水の専門業者は、「2乗オーダーなら水はある」と言っている数値が、0.01cm/secです。
これを一日に直すと8.64m/dayになります。
一日かけてたった10mも進まないのです。
つまり、それぐらい地下水の進むスピードはゆっくりなのです。
下図の水循環模式図にもあるように、井戸水は深ければ深いほど遠くからの供給であり、 その間に粘土やシルトとかの難透水層や不透水層がある場合は、その下の地下水を汲んでいる場合は汚染されにくい状態になります。
つまり、不圧帯水層にある浅井戸よりは被圧帯水層にある深井戸の方が、微細砂などで自然ろ過されてきれいな水になる可能性が高いと思います。
注意することは地表面の密閉です。
大部分の井戸は、蓋をして回りもコンクリートなどで遮水していることが多いのですが、オープンにしている場合は、ビニールシートなどで遮水して使用するようにしましょう。
放射性物質の浄水処理については、活性炭処理による除去効果を示す報告がありますが、市販の活性炭浄水器等による効果については不明です。
また、煮沸しても放射性物質はなくなりません。

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