地震とプレートについて

日本は、世界の中でも地震がとても多い国です。
世界で起きているマグニチュード7以上の地震のうち、10個に1個は、日本や日本の周辺で発生しています。
世界の大きさからくらべてみても日本はとても小さいのに、地震が多いのには、プレートが関係しています。

(1)日本のまわりのプレート
日本のまわりには、
①北アメリカプレート
②ユーラシアプレート
③太平洋プレート
④フィリピン海プレート
4つのプレートがあります。(下図を参照してください)
日本列島は、地球を覆っている13のプレートのうちこの4つのプレートの衝突部にあって、世界的にも活発なサブダクションゾーンのフロントに位置しています。
この列島は北米プレートとユーラシアプレートの2つの大陸地殻にまたがり、さらに太平洋プレートあるいはフィリピン海プレートの沈み込みによって2方向から強く圧縮されています。
最近注目され始めた房総沖と伊豆半島付近の2ヶ所のトリプルジャンクションの存在は4つのプレートがぶつかり、せめぎ合う場として世界に類例がなく、日本列島がいかに複雑な応力場に支配されているかを示しています。
マグニチュード7以上の地震は世界中でこの90年間に900回ほど起きていますが、そのうち10%もの地震が日本で起きています。
マグニチュード8クラスの巨大地震も日本海溝や 南海トラフといったサブダクションゾーンに集中し、ここでのプレートの衝突がいかに激しいかがわかります。
さらに太平洋プレートの日本列島下への活発な沈み込みは、日本列島を世界でも有数な火山列島にしています。
このような日本近海のプレート運動は、島弧に強い歪みを与え世界でも有数の地震多発帯、火山活動多発帯といった自然災害の場を形成し、また地殻の上昇も加わって、非常に脆弱な地盤をもつ日本列島を作り上げています。

(2)大地震の分類
日本付近で起きる大地震は、下記のほぼ4種類に分類することができます。
①プレート境界型地震  (例=1994年三陸はるか沖地震)
②浅い場所でのプレート内部破壊による地震  (例=1994年北海道東方沖地震)
③深い場所でのプレート内部破壊による地震  (例=1993年釧路沖地震)
④地表近くの活断層による地震   (例=1995年阪神・淡路大震災)


                               日本のまわりのプレート
 
(3)ニュージーランドのプレート
ニュージーランドのプレートについても紹介します。
ニュージーランドのテクトニクスは複雑です。
北島全域と南島北部はインド・オーストラリアプレートに、南島中央部・南部が太平洋プレートに乗っています。
北島では太平洋プレートが東から西へ年間約8cmでインド・オーストラリアプレートの下に沈み込んでいますが、南島南部ではインド・オーストラリアプレートが西から東へ太平洋プレートの下に沈みこんでいます。
この両者の中間にある南島中央部では横ずれ断層が発達しています。
今回の地震は、この南島中央部のテクトニクスを反映した、右横ずれ断層メカニズムである可能性が高いと思われます。

プレートテクトニクス

世界のプレート分布図
http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/charade/platetectonics/

スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR