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今年の異常気象

近年は、異常気象と言えるほど台風や集中豪雨、それに猛暑や積雪などが記録ずくめです。
異常気象の日本での定義は、30年に一度の割合で起こった著しく天候に偏りが現れた場合の気象のことを言い、世界的には、25年としています。
異常気象の原因ともいわれているエルニーニョ現象は異常気象としては定義されていません。

(1)去年の台風被害
昨年は10個以上の台風が上陸しました。
1年に10個以上の台風が上陸するというのは、1950年以来です。
日本に上陸くる台風の数は、平均3個とされ、この台風は非常に大きな爪あとを残した異常気象でした。

(2)梅雨期間の降水量
今年に入り、6月12日に梅雨入りしましたが、全国のAMeDAS観測所(統計期間20年以上)において,今梅雨期(6/12-7/20)に降水量の1979年以降最大値を更新した観測所の集計では、1時間降水量を更新した観測所が9箇所,2時間降水量6箇所,24時間降水量5箇所,48時間降水量6箇所,72時間降水量12箇所でした。
特に、長時間の降水量の最大値を更新した観測所がやや目立つ傾向となっています。
那覇、徳島、山口、岐阜などで平年の2倍前後を記録するなど全国的に多い傾向でした。
7月に入り、梅雨前線が西日本に停滞し、南からの暖かく湿った空気が断続的に前線に流れ込んで、九州から中国地方で大雨となりました。

(3)ゲリラ豪雨の被害
さらに、被害を拡大したのは、上空に流れ込んだ寒気と地表の暖かい湿った空気がせめぎ合って起きた「ゲリラ豪雨」で、各地で夕方から夜にかけて局地的に起きたこの豪雨が土砂崩れなどを引き起こしました。
7月5日夜には東京・板橋区で1時間に107ミリの猛烈な雨を観測し、広島県庄原市では7月16日夕の3時間に173ミリの雨が降り、土石流や河川の氾濫で行方不明者が出るなど、梅雨時の大雨により各地で被害が広がりました。
山口県でも、21日午前8時30分までの1時間に山口市阿知須付近で約100ミリという記録的な大雨を観測し、やはり災害が発生しました。
当社でも、この災害復旧のため山口県美弥市で地質調査を行いました。

(4)猛暑日と熱中症
この傷跡がまだ残っている中で、今度は猛暑日でした。
8月31日も西日本と東日本を中心に猛烈な暑さが続き、日中の最高気温は、京都府京田辺市で38度3分、群馬県館林市で38度ちょうど、東京の都心で35度8分などと、各地で35度以上の猛暑日となりました。
今年の夏は、各地で梅雨明けが相次いだ先月後半以降、猛暑日や真夏日となるところが多くなり、7月22日には岐阜県多治見市で、ことし全国で最も高い39度4分を観測しました。 
8月31日までの猛暑日の日数は、埼玉県熊谷市で31日、京都府舞鶴市で27日などと、全国16か所で統計開始以来、最も多くなり、大阪市では29日まで14日連続の猛暑日となりました。
真夏日の日数も、横浜市で55日、仙台市でも41日などと、13か所で、これまでで最も多くなりました。
猛暑が続いたため、この夏は夜になっても気温が下がりにくく、最低気温が25度以上のいわゆる「熱帯夜」の日数は54か所で過去最多となり、東京の都心では8月31日、日中34度まで気温が上がり、そのまま夜21時を過ぎても30度を下回らなかったので、「猛暑日」48日間の日本の史上記録最長となりました。
今年の熱中症での死亡者数はなんと401人でした。

(5)またまた大雨の被害
停滞した前線の影響で鹿児島県奄美地方は10月20日、記録的な大雨に見舞われました。
奄美大島の中南部にある奄美市住用(すみよう)町で同日正午からの1時間で131ミリの雨を観測し、18日午後11時の降り始めから20日午後11時までの総雨量は825ミリに達しました。
川が氾濫し、住宅への浸水や土砂崩れが発生し、同市住用町ではお年寄り2人が死亡しました。
同島北部の龍郷(たつごう)町では2人が生き埋めとなりました。
鹿児島地方気象台によると、奄美市名瀬の10月の月降水量の平年値は238.7ミリなので、住用町では、2日間で3カ月分の雨が降ったことになります。
奄美市名瀬のアメダス観測所では、20日午後11時30分までの24時間で648ミリの雨量を観測しました。
1976年9月10日の581ミリを上回り、同所での観測史上最大値となりました。

(6)10月の積雪とササラ電車
札幌市では10月27日、最深積雪7センチを記録し、路面電車の線路につもった雪を除雪する市電の除雪車「ササラ電車」がこの冬初めて出動しました。
札幌市交通局によるとササラ電車が10月に出動したのは 記録が残っている1080年以降初めてとのことでした。
北海道内は日本海側を中心に雪に見舞われ、同日午前9時までの積雪量は、洞爺湖に近い伊達市大滝区で37センチ、札幌市南区小金湯で33センチ、北部の豊富町で20センチを記録しました。

(7)異常気象と今後の地球
今年の異常気象をざっと取り上げてもこんな状態です。
ブログの「災害状況」のところで気になっている災害は取り上げたつもりですが、このような30年に1度あるかないかのような気象がここ数年連続しているのは確かに異常です。
このような地球の変化は、
①自然からくるものなのか?
②それとも文明社会がもたらした被害なのか?
私は後者のような気がしてなりません。
前のブログで、「中国の土石流被害」や「チャド湖について」「アラル海について」を書きましたが、これらはすべて人災だと思っています。
今後、住みやすい地球にするためには「地球を大切にする心がけ」が必要だと思います。
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