高田渡のアルバム⑤

1976年3月 『FISHIN' ON SUNDAY』  高田渡6枚目のアルバムリリース
(LP盤) 日本フォノグラム/徳間ジャパン
収録曲:
(1)魚つりブルース  詞:高田渡 曲:高田渡
(2)頭を抱える宇宙人  詩:山之口貘 曲:高田渡
(3)ヘイ・ヘイ・ブルース 詞:梅田智江 曲:高田渡
(4)自由な奴 詞:永山則夫 曲:高田渡
(5)秋の夜の会話  詞:草野心平 曲:高田渡
(6)初めての我が児に  詞:吉野弘 曲:遠藤賢司
(7)質屋  詞:高田渡 作曲:高田渡
(8)雨の日  詞:高木護 曲:Georges Brassens
(9)漣  詞:高田渡 曲:中川イサト
(10)フィッシング・オン・サンデー  詞:高田渡 曲:高田渡

前作から3年のインターバルを置いて、細野晴臣と中川イサトのサポートを得て、ロサンゼルスのサンセット・スタジオで録音されたアルバムです。
カントリー・サウンドに中川のヴォーカルが溶け込んだ76年リリースの傑作です。
細野晴臣、中川イサトの他に、ヴァン・ダイク・パークスやフレッド・タケットらをバックに歌っています。
しかし、本当に個性的な歌が多いですね。
「質屋」なんて歌か朗読かわからない(笑)
それと「雨の日」
異彩の漂白詩人として、知る人ぞ知る存在となっている高木護さんの詩をリズミカルな曲で歌っています。
こんな詩です。

たったいっぺんも悪いことをしなかった
アリラン爺さんが病みついた
雨の降る日はしがない渡世に理屈をつけろ
貧乏くじはどうだい?
貧乏くじはどうだい?
どこかの後家よ
どこかの後家よ
あたしのあそこいらないか?

おっかあに逃げられた仁義に妙に大きな
耳までが昨日と今日の算盤をはじいている
よしんば明日を占い
アリラン爺さんが死んでも
人夫には勲章は無く
軒下三寸に雨が降る


かなり無茶な詩ですね。
無茶な詩と言えば「ヘイ・ヘイ・ブルース」も無茶苦茶ですね。
まさに高田渡でないと歌えない。
「自由な奴」は死刑囚の永山則夫の詩ですね。
『系図』のアルバムの「ミミズの唄」や「手紙を書こう」に引き続き使っています。
おなじみの山之口貘は「頭を抱える宇宙人」です。
「鮪に鰯」と同じようなテンポで心地よく歌っています。
「魚つりブルース」と「フィッシング・オン・サンデー」は違いがいまひとつわからない。
きっと同じ歌でしょう。
それにしても、今回も『石』に引き続き歌詞カードがありません。
歌詞カードがないアルバムなんて高田渡だけでしょう。
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