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地下水流向流速測定

地下水の流れを測定する方法として地下水流向流速測定があります。
測定方法は単孔式、多孔式ともに多種あります。

(1)単孔式
①電位差法
地下水と比抵抗の異なる溶液(食塩水等)をボーリング孔に注入し、検出器で電気抵抗を測定し、注入溶液の希釈状況の流向と流速を求めます。
流速の測定範囲は0.000001~0.01cm/secです。
測定にはVP100以上の孔径が必要となります。

②熱中性子検出法
ホウ素をボーリング孔に注入し、検出器でホウ素濃度を測定し、ホウ素濃度の希釈状況の変釈状況の流向と流速を求めます。
流速の測定範囲は0.00005~0.1cm/secです。
測定にはVP150以上の孔径が必要となります。

③熱量法
測定器に内蔵したヒーターにより地下水を温め、温度センサーでの地下水の温度変化から流向と流速を求めます。
流速の測定範囲は0.01~1cm/secとやや範囲は狭いのが欠点です。
測定にはVP50以上の孔径が必要となります。
小孔径で測定可能なのでよく用いられていますが深い深度の測定は困難です。
当社もこの方法で行っています。

④テレビ法
測定器に赤外線カメラを内蔵し、地下水中の微粒子を観測し、その微粒子の移動方向と速度により流向と流速を求めます。
流速が速いと測定出来ないのが欠点です。
測定にはVP40以上の孔径が必要となります。
映像をビデオ等に記録でき、後で再測定出来ます。

⑤レーザー法
レーザー光により干渉稿を発生させ、粒子が干渉稿を横切る周期から流向と流速を求めます。
深い深度(200m程度)まで測定可能です。

(2)多孔式
①トレーサー(地下水追跡)法
上流側のボーリング孔等にトレーサー(食塩水等)を投入し、下流側のボーリング孔等で検出された到達時間により流向と流速を求めます。
確実な方法ではありますが、水位変動があると検出が困難なこともあり、また流速が遅いと非常に時間がかかります。
測定箇所が多くないと精度は悪くなります。

②水位一斉測定法
ボーリング孔等の水位を同時に測定し、その水位差から流向と流速を求めます。
測定箇所が多くないと精度は悪くなります。








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