富士山の「笠雲」と「つるし雲」

今年の1月8日に富士山で「笠雲」と「つるし雲」が見られました。
これは世界中に配信されたようです。


富士山の上に覆い被さるように、滑らかな形状の雲が出ています。このような雲が「笠雲(かさぐも)」と呼ばれています。
上空を流れる湿った空気が山の斜面にぶつかることによって、強制的に上昇して雲ができます。
このとき、上空の風が強いと、風上側の斜面で雲が発生します。
そして、風下側の斜面では雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、山頂付近で雲が止まって見えることになります。


また富士山の風下には、まるで空飛ぶ円盤のような滑らかな形状の雲が出ています。
このような雲が「つるし雲」と呼ばれています。
この日の富士山山頂付近では強い西風が吹いていました。
山を越えた湿った風がその風下でも波打ち続け、強制的に風が上昇している部分で雲ができます。
「笠雲」と同様に、風が上昇する場所で雲が出来て、風が下降する場所では雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えることになります。

「笠雲」や「つるし雲」は「レンズ雲」と呼ばれる種類の雲の一種で、
・上空に湿った空気が存在
・上空の風が強い
という状況の時に発生しやすくなります。
上空が湿っているということは、雲が発生する条件がそろい始めている証拠だそうです。
そのため、「笠雲」や「つるし雲」が見えると天気が下り坂といわれています。
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福井県での車の立ち往生

北陸地方が大変なことになっています。

上空の強い寒気や低気圧の影響で、北日本から西日本では日本海側を中心に大雪となっています。
特に、福井県嶺北では、きのう6日(火)の降雪量が記録的な大雪となり、なかでも福井市の積雪は136cmを観測し、1981年の「56豪雪」以来、37年ぶりの異常事態となっています。
「昨日の晩には何も積もってなかった車が朝方にはこんな状況になっていました。一気に積もっていて、除雪をしても追いつきません。車もそこらじゅうでスタックするなど、道路がまともに通れず、パニック状態です」
「新聞もお昼に届きました。近くのコンビニも食べ物がほとんどないような状況で、今後も降り続くときいて食料が心配です。屋根の雪も取らないと潰れるのではないかと不安になっています」
と地元の人は言っています。
そして、この大雪の影響のため、福井県と石川県を結ぶ国道8号で6日、計約1500台の車が立ち往生していました。
立ち往生が発生したのは福井県坂井市から同県あわら市へ北上する車線約8kmと、石川県加賀市からあわら市へ南下する約9.3kmです。
雪にはまって動けなくなった車があるほか、並行して走る北陸自動車道の通行止めで8号に大量の車が流入したことなどが原因とみられています。
だけど、まだ今日になっても1000台くらいが立ち往生のままだそうです。

福井県で記録的な大雪になったのは、日本海上に発達した雪雲の列ができて、次々と福井県付近にぶつかったためだそうで、1月中旬以降、偏西風が日本付近で大きく南に蛇行し、シベリアから数年に1度のレベルの寒気が1月下旬以降、断続的に流れ込んでいることも背景にあるとみられています。
雲の列は「日本海寒帯気団収束帯」と呼ばれる前線のような場所で生まれています。
大陸から吹く北西の季節風が朝鮮半島北部の「長白山脈」でいったん分かれた後、日本海上で合流して収束帯が発生し、ここで発達した帯状の雲が作られ、福井県付近に流れ込む形になったそうです。
季節風が合流する際、上空の寒気が強いほど雪雲は成長します。
西日本の上空1500m付近では、平年より約10度も低い氷点下12度前後の強烈な寒気が流れこんでおり、雪雲の発達を強めました。
東太平洋赤道付近の海面水温が平年より低くなる「ラニーニャ現象」も、一般的に厳冬をもたらすとされています。
気象庁は現在、6年ぶりに発生しているとみており、寒波との関係を調べているそうです。

「福井 大雪」の画像検索結果
立ち往生している車の列です。

四国の高速道路も、迅速な雪対策を

愛媛県の、南予の高速道路が雪のため2月6日午前11時現在、通行止めとなっています。

松山自動車道伊予ICー大洲ICは2月5日午後11時50分から、大洲北只ICー西予宇和IC―宇和島北ICは4日午後6時から、雪の影響で通行止めが続いています。
松山道に接続する大洲道路(大洲IC―大洲北只IC)も、5日午後11時55分から通行止めとなっています。
今は午後2時頃ですが、NEXCOのホームページで確認すると、まだまだ通行止めのようです。
ただし、松山は晴れています、もちろん雪も積もっていません。
でも、通行止めは、隣町の伊予市からです。
そして、もう一つ不思議なのは、通行止めは四国と九州がほとんどです。
北海道や東北などの豪雪地帯は、高速道路は通行止めではありません。
道路そのものの雪対策はあるとは思いますが、対応の悪さもあると思います。
NEXCO東日本のホームページでは、「お客さまに安全・安心・快適に高速道路をご利用いただくため、凍結防止剤を散布して道路が凍結するのを防止し、道路に積雪が多くなれば除雪車を走行させるなど、気象・道路(路面)状況等に応じた雪氷対策作業を実施しています」として次のような作業をしているようです。

①凍結防止作業について
路面凍結が予測される場合、凍結防止のため事前に凍結防止剤(塩化ナトリウム)を散布します。
凍結防止剤は、雪や氷を溶かすためではなく「凍結防止」を目的に用いており、通常50km/h程度で作業を実施しています。

凍結防止剤散布車イメージ
凍結防止剤散布車です。
四国では、私は見たことがありません。

2車線区間(凍結防止作業実施例イメージ)
降雪のため路面に積雪が生じた場合や、圧雪・シャーベットの除去のため、高速走行除雪ができる除雪用トラック2~3台のグループで作業を行うもので、通常20~40km/hで実施します。

②除雪作業について
2車線区間(除雪作業実施例イメージ)

四国で、こんなことを迅速にしているのでしょうか?
もう2日も前から通行止めのところもあります。
いくら雪がめったに降らないところでも、あまりにも対応が遅すぎると思います。

貴乃花文書と相撲協会の報告書との違い

以前の理事会の時に、回収された貴乃花文書ですが、ここにきてやっと内容がわかってきたようです。
これによると、相撲協会側がまとめた調査報告書と、貴乃花文書の間には、あらゆる点において「決定的な違い」が確認されています。

①貴ノ岩がスマホを見たのは「20分後に一瞬」だった
【協会側の報告書】
貴ノ岩は白鵬の説教が終わってひと段落すると、スマホの操作を始めた。
【貴乃花文書】
スマホを見たのは白鵬の説教が終わって20分くらい経過した後。
ほんの一瞬、スマホ画面を確認しただけだった。

暴行事件の直接のきっかけとなったといわれているのが、貴ノ岩のスマホ操作です。
白鵬の説教が終わった直後にスマホの操作をしたのか、それとも20分程度たってから一瞬見ただけなのか。
キーポイントとなる行動だけに、これだけ証言内容に違いが出てくると、暴行の理由とされている「貴ノ岩が失礼だったから」というのも怪しくなってきます。

②日馬富士がアイスピックを握りしめたのでようやく白鵬が止めた
【協会側の報告書】
日馬富士は
「こら、お前は何様なんだ」と言い、
貴ノ岩を素手で殴った。
シャンパンボトルを手に取ったが、
結露の水滴によって滑ってボトルが手から落下。
最終的に、カラオケのリモコンで殴った。
ここで白鵬が日馬富士を止めた。
【貴乃花文書】
日馬富士は貴ノ岩を素手で殴った後、
リモコンでも何度もなぐり、
「何様なんだ。ころしてやろうか」と言った。
さらにはアイスピックを手に握りしめた。
それを見てようやく白鵬が日馬富士を止めた。

日馬富士の発言やアイスピックの件が事実ならば、傷害事件では済まされない重大犯罪も視野に入ってきます。
これは、殺人未遂事件にも匹敵する事件です。

③白鵬がホステスを部屋から外に出した
【貴乃花文書】
暴行が始まると、白鵬は個室内にいたホステスに、個室から出るよう指示した。

なぜホステスを外に出す必要があったのでしょうか。
「暴行に巻き込まれないようホステスを守るため」と考えるならば、その前に暴行を止めれば済む話です。
ホステスを守るために外に出したのなら、その暴行がしばらく続くであろうこと、ある程度過激な暴行になるであろうことを知っていたのか?ということにもなります。
単純に「暴行現場を目撃されたくない」という理由から外に出した、と考えるのが一番しっくりくるように思います。

④白鵬が照ノ富士に正座を強要
【協会側の報告書】
日馬富士が説教をしている間、照ノ富士は正座していた。
【貴乃花文書】
白鵬が照ノ富士に正座するよう指示した。

貴乃花文書の通りならば、白鵬は照ノ富士がひざを痛めていることを知りながら、約10分にわたって正座を強要した、ということになります。
照ノ富士は事件後の九州場所で、「左膝外側半月板損傷で全治4週間ほどの加療を要する見込み」との診断書を協会に提出して休場しています。
正座の強要がもとになってヒザを損傷しているならば、「パワハラ障害事件」として処分を検討されるべき案件となります。

⑤中間報告書に事実と異なる部分が数多くある
貴乃花文書には、臨時理事会の前にまとめられた中間報告書に対する記述もあったそうです。
【貴乃花文書】
中間報告に、事実と異なる部分が数多く存在する。
関係者が危機管理委員会に真実を語っていないことが原因と考えられる。

相撲協会による関係者への聞き取りと、それをまとめたものが正確ではない、と主張しています。

⑥被害届を公表しないよう執拗に求められた
さらに、貴乃花文書では、貴ノ岩が受けた「暴行事件の被害届の内容を外部に公表しないよう、執拗に求めてきた」とも書かれています。
【貴乃花文書】
八角理事長・尾車理事・鏡山理事・春日野理事は、私に対し、11月14日頃から、執拗に「内々で済む話だろう」と言いながら、被害届の取り下げを要請してきましたが、警察に任せた以上、私は応じませんでした。

隠ぺい工作というか、「事件化しないよう求める働きかけがあった」というのは、おおかたの予想通りでもあるため、あまり驚かれない新事実、というべきでしょうか。
報告があったとか、なかったとかよりも、これは警察でしょう。
内々で済む話ではないと思います。

⑦危機管理委員会への意見
貴乃花文書では、「危機管理委員会の本来あるべき姿」に対する意見もまとめられていました。
【貴乃花文書】
危機管理委員会の委員長は高野理事、部長は鏡山理事ですので、委員会の中に外部の方が入っていたとしても、協会内部の組織です。
本件は、捜査機関の捜査を待って、自主調査を行うべきものと考えますが、仮に自主調査を行うのであれば、捜査への影響を排除し、かつ調査結果が身内に甘いと評価されないために、内部の組織ではなく、第三者におる調査をすべきであると考えます。

その通りだと思います。

⑧執行部責任の重大性
【貴乃花文書】
私に対し、貴協会への報告をしなかったことの責任を云々されるのであれば、警察からの連絡で11月1日に正式に日馬富士が貴ノ岩をビール瓶で殴ったということを聞いた理事らが、そのあと何らの措置を講ずることなく放置した。
貴協会及び理事長をはじめ警察からの報告を知っていた各理事におかれましては、今日までの対応に関してその責任は極めて重大であると考えます。

「貴乃花が協会を相手取り、理事解任を不服として裁判を起こすかもしれない」などとウワサされてきましたが、裁判は時間もかかる上、次期の理事選にも影響することから、それは得策ではない、とも言われていました。
そんな中、ここにきて春日野部屋暴行事件の発覚、そしてこの貴乃花文書の全文公開です。
貴乃花親方による反撃の幕開けなのでしょうか。
貴乃花親方のバックには最強の弁護士事務所がついていて、法律面などでは完璧なバックアップ態勢が敷かれているそうです。
私は、貴乃花親方の方が筋が通っていると思っている者の一人ですが、この事件はどう贔屓目に見ても相撲協会の方が間違っていると思っていても、真実さえ捻じ曲げてしまうほどの体質があるみたいです。
評議委員会の池坊さんとかいう変な人もいます。
でも、いずれは、いろいろなものが表ざたになってくると思っています。

八角親方による「協会私物化」のはなし

またまた大相撲の話で恐縮です。

今から2年前の、週刊新潮 2016年3月17日号掲載の記事で、その当時、外部理事だった宗像紀夫さんが八角親方による「協会私物化」への懸念を述べています。
八角親方と貴乃花親方が相まみえる相撲協会理事長選挙がありましたが、その選挙まで1週間足らずの時に、外部理事だった宗像紀夫さんの元に殺害予告の電話が入ったそうです。
そのことを含めてインタビューに答えていました。
宗像紀夫さんは、東京地検特捜部副部長として「リクルート事件」などの指揮を執り、東京地検特捜部長、名古屋高検検事長を経て弁護士に転じていますが、2012年からその当時までは相撲協会の外部理事を務めていました。

・八角親方について
「私は相撲協会の次期理事長については、八角さんでも、貴乃花さんでも、あるいは他の誰がやっても良いと思っています。私心なくやってくれる人であれば誰でもいいのです。
しかし、現状を見てみると、北の湖さんの後を受けて理事長になった八角さんは、私心なく相撲協会を運営しているとはとても思えない。あらゆる重要な物事は理事会の承認手続きを経なければならないというルールは無視され、コンプライアンスはないがしろにされ、ガバナンスもなっていない。協会を私物化しようという傾向が顕著になってきているのです。危機感を抱いているのは私だけではありませんが、現役の親方衆は様々なしがらみもあって、声を上げるのはなかなか難しいでしょう。その点、私のような外部理事はしがらみもなく、問題を客観的に捉えることができるのです」

・殺害予告の電話
協会の次期理事長が選出されるのは春場所後の3月28日でした。
この日行われる理事会において、理事による互選で決定します。
目下のところ、八角理事長と貴乃花親方の一騎打ちになる公算大だが、その裏で凄まじい暗闘が繰り広げられていることは週刊新潮でも報じてきたそうです。
しかし、次のような「事件」までもが発生する事態になっていることを知っているのは、ごく一部の関係者のみだそうです。
相撲協会関係者の話です。
「実は、相撲協会の外部理事の1人の元に殺害予告の電話がかかってきたのです。その外部理事は、すでに警察に被害状況を通報しています」
殺害予告の電話があったのは2月8日午前11時半。その外部理事は右翼を名乗る男から、「(理事長選で)八角に投票しないと殺すぞ」と、脅迫されたそうです。
その外部理事とは宗像さんのことで、
「殺害予告の話は私の耳にも入っています。『殺すぞ』とはっきり言っているわけですから重大な事件です。理事長選の直前に起こった『異常事態』といって良いでしょう」

・田舎芝居そのもの
では、どのような経緯を辿り、「異常事態」が出来(しゅったい)するに至ったのでしょうか。
相撲協会の内紛が顕在化したのは昨年12月18日です。
この日行われた理事会で、八角親方は貴乃花親方らが強硬に反対する中、正式に理事長に就任しました。
「理事会が始まる前、八角さんは私にこう頼んできました。理事長を選ぶ際、外部理事は投票しない形にできないだろうか、と。外部理事とはいえ、他の理事と同じく議決権を持っている。その私たちに対して、投票棄権を迫ったのだから、とんでもない話です。
『いつそんなことを決めたんですか? そんなことはできませんよ』
私はそう拒否した上で、次のように忠告しました。
『来年3月になったらどうせ正式に理事長を選ぶことになるんだから、焦ることはないでしょう。理事長代行でも権限は同じなんだから、そのままでいったほうがいい。異論がある中でやると後々問題が出るよ』
しかし、八角さんは非常に焦っている感じで、
『いやいや先生、違う』
と言っていました。
そもそも、あの日、事前に通告された議題には、理事長を選ぶことは入っていませんでした。
それゆえ、
『そんなもの議題に入っていない。おかしい』
と、問題視する声が上がったわけですが、その後、八角さんが理事長に決まるまでの流れは、田舎芝居そのものでした。
尾車さんは、出走ゲートに入った馬みたいにいきり立っていて、最初から八角さんを理事長に選ぶ方向でいるように見えた。
それで、正式に理事長に決まった八角さんが、
『事業部長は尾車さんにお願いしたい!』
とか言ってね。まあ、あれだけの田舎芝居を見たのはしばらくぶりです。別の言葉で表現すれば、出来レースと言うこともできます」

・手続き無視の理事長
理事会でのこの一件で八角親方と貴乃花親方の間に走った亀裂ですが、それがさらに深刻なものとなったのは、今年1月21日に起こった出来事がきっかけだそうです。
この日行われた評議員会で、山響親方の退任が決定しました。
すると、八角親方はその後任に、自らの息がかかった年寄OBを押し込もうとしたそうです。
元年寄が評議員になるためには、年寄総会での承認が必要です。
八角親方はそのルールを無視したわけで、事情を知った貴乃花親方が会議室に乗り込み、「おかしいじゃないですか」と詰め寄る騒ぎになったそうです。
宗像さん曰く、
「新しい人を評議員に入れる時にきちんと手続きを踏まず、自分の好きな人を押し込もうとしたのだから、貴乃花さんが怒るのも当然。ガバナンスというのは、協会全体を統治する、治めるということです。理事長が恣意的に協会を動かすなどもってのほか。コンプライアンスもガバナンスもあったものではありません」

ざっとこんな会話です。
2年前からこんな確執があったのは薄々感じてはいましたが、今回の事件で、よりいっそうクローズアップされてきて、まさに八角さんは悪代官がぴったりだと思いました。
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