韓国岳と硫黄山について

先日、250年ぶりに噴火した、霧島連山の「硫黄山」を紹介しました。

この「硫黄山」のすぐ近くに「韓国岳」があります。
九州に何故「韓国岳」があるの?と思う人も多くいると思います。
韓国と何らかの縁やゆかりがあるかを調べてみました。
「韓国岳」は、九州南部に連なる霧島山の最高峰で、宮崎県えびの市・小林市、鹿児島県霧島市の境界にまたがっています。
「韓国岳」は、かんこくだけと読むのかと思っていましたが、(からくにだけ)と読むそうです。
「唐国岳」と表記されている文献もあるそうですが、国土地理院国土基本図では「韓国岳」と表記されており、「韓国岳」が正式な表記だそうです。
古くは「霧島岳西峰」「筈野岳」「雪岳」「甑岳」とも呼ばれていたそうです。
山の名の由来として、江戸時代以前は山頂付近の登山道が険しく難路であり登山者が殆どいなかったこと、あるいは山頂付近に草木が乏しいことから空虚の地すなわち空国(むなくに、からくに)あるいは虚国(からくに)と呼ばれるようになったという説があります。
つまり、「空国」から「虚国」そして「韓国」へと変化したと考えられています。
また『宮崎県の地名』(1997年)によれば、「韓国岳」は、「古事記」上天孫降臨段にある「向韓国、真来通笠沙之御前而・・・」に由来すると思われるとなっています。
これは、「山頂からは韓の国(朝鮮半島)まで見渡すことができるほど高い山なので「韓国の見岳(からくにのみたけ)」と呼ばれた」との説です。
標高1700mの高い山ですが、実際には山頂からは朝鮮半島を見ることはできないそうです。

「韓国岳」は、霧島火山群の中でも比較的新しい新期霧島火山に属し、古い時期に形成された「白鳥山」、「夷守岳」、「獅子戸岳」、「大浪池」などの火山群に重なるようにして形成されました。
山体を形作る地質はおおまかに古期溶岩、中期溶岩、新期溶岩に分けられています。
1万8千年前に噴出した古期溶岩は北東部山麓の小林市大出水から環野にかけてわずかに露出しており、中期溶岩は北東部山腹の標高900m以下の斜面に分布しています。
標高900mから上は1万5千年前以降に噴出した新期溶岩からなり、火砕流と軽石の噴出が繰り返されてできた噴石丘となっています。
歴史上、山頂で噴火したという記録はないのですが、1768年(明和5年)に北西側山腹から溶岩が流出し、今回噴火が見られた「硫黄山」が形成されています。
山体が形成された後に火口北西部で爆発が起き、西側の火口壁が崩壊しています。
頂上には直径900m、深さ300mの火口があり、雨が続くと池ができるそうです。
また、冬にはよく冠雪し、霧氷なども見られます。
北西山腹にえびの高原が広がり、南西山腹に大浪池があります。
山腹はハリモミ、ミズナラ、ブナ、クヌギなどの林となっており、野生のシカが多く見られます。
山頂付近にはミヤマキリシマ、マイヅルソウ、ススキなど、火口壁にはヤシャブシ、シロドウダン、ヒカゲツツジなどが見られます。
宮崎県小林市と鹿児島県霧島市を結ぶ県道付近からいくつかの登山道が整備されています。
駐車場やビジターセンターの充実しているえびの高原からのルートがもっとも一般的です。
山頂から南方の眺望は抜群で、霧島山系の山々や霊峰高千穂峰を展望でき、遠くは鹿児島湾の「桜島」や「高隈山」も眺望できるようです。
また、「韓国岳」の山頂から、「獅子戸岳」、「新燃岳」、「中岳」と縦走して高千穂河原へと降りるルートも縦走路として人気が高いそうです。
また、この「韓国岳」を訪れる韓国人も多いようです。
彼らは鹿児島市から団体バス来て、「韓国岳」のトレッキングを楽しんでいくとのことです。

そして、先日紹介した「硫黄山」ですが、20日朝まで噴火が続いていたのですが、午前6時半ごろに停止し小康状態になっているそうです。
一方で水蒸気とみられる白い噴煙が火口から約100mの高さまで上がるなど通常より活発な噴気活動が続いています。
19日に33回観測された火山性地震は、20日午後7時~20日午前7時の間は観測されていないそうです。
「硫黄山」は、宮崎県えびの市にある標高1317mの山です。
活火山である霧島火山において最も新しい火山で、種類は溶岩ドームに分類されています。
「韓国岳」の北西、えびの高原に位置し、山体の西斜面に宮崎県道・鹿児島県道1号小林えびの高原牧園線が走っています。

ファイル:Karakunidake summit 02.jpg
「韓国岳」の山頂です。
溶岩だらけでごつごつとした印象です。

ファイル:Io-yama 2012-11-18.jpg
「韓国岳」から見た「硫黄山」の様子です。
奥のほうには池が形成されているのがわかります。

ファイル:Iousan2015miyazaki2.jpg
「硫黄山」の火口内部の様子です。
今はここが噴火しているのでしょうか?
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霧島連山の硫黄山が250年ぶりに噴火

霧島連山の硫黄山が噴火しました。

宮崎、鹿児島県境にある、霧島連山のえびの高原・硫黄山(標高1317m)が4月19日午後3時39分ごろ、噴火しました。
硫黄山の噴火は1768年以来で、250年ぶりだそうです。
噴煙は最高で約500mまで上がり、火口周辺で大きな噴石の飛散も確認されました。
噴火して、硫黄山の南から撮影した気象庁のライブカメラによると、午後3時44分ごろに大きく噴火しています。

霧島連山は、九州南部の宮崎県と鹿児島県県境付近に広がる火山群の総称であり、霧島山、霧島連峰、霧島山地あるいは霧島火山群とも呼ばれています。
最高峰の韓国岳(標高1,700m)と、霊峰高千穂峰(標高1,574m)の間や周辺に山々が連なって山塊を成しています。
火山群は大まかに北西から南東の方向へ並ぶ傾向を示しており、大浪池や韓国岳などを含む北西部(韓国群)と、高千穂峰や新燃岳などを含む南東部(高千穂群)に分けられています。
地熱が豊富であり、霧島温泉郷などの温泉地に恵まれ大霧発電所では発電にも利用されています。
硫化水素や二酸化炭素を噴出する噴気孔が散在し、「霧島火山群」として日本の地質百選にも選定されています。
地質は、四万十層群と呼ばれる地層と、その上に重なっている第三紀火山岩が基盤となっています。
火山活動は、約60万年前以前の活動、約60万~約33万年前の古期霧島火山、約33万年前以降の新期霧島火山に分けられています。
つまり、加久藤火砕流の噴出から現在までを新期霧島火山と定義しています。
大噴火を起こした加久藤カルデラの南縁付近で火山活動が繰り返され、約30万年前から約13万年前にかけて主に安山岩から成る栗野岳、湯ノ谷岳、古烏帽子岳、獅子戸岳、矢岳などが形成されました。
約13万年前に白鳥山や蝦野岳などがつくられた後は活動が東西に分かれ、西部では大浪池、韓国岳、甑岳などが、東部では大幡山、夷守岳、二子石、中岳、新燃岳、高千穂峰などが形成されています。
この期間は、えびの岳火山での噴火(2.3 km3 DRE)、約4.5万年前に大浪池での噴火(2.9 km3 DRE)、約7600年前に古高千穂峰での噴火(2.11 km3 DRE)、約4600年前に御池での噴火(1 km3 DRE)などの活動を起こしています。
完新世に入ってからも大幡池や御池などの噴火がありました。
有史以降の噴火活動は御鉢と新燃岳に集中しています。
御鉢では玄武岩質安山岩~玄武岩、新燃岳では安山岩~デイサイトのマグマを中心に噴出しています。
そして、近世になってからは韓国岳の北西に硫黄山が形成されています。
有史以降も噴火を繰り返す活火山(気象庁の活火山ランク付けはB)です。

最近では、韓国岳と、高千穂峰との中間付近に位置する新燃岳と、高千穂峰の近傍にある御鉢で、活発な火山活動が続いていました。
今年に入って、硫黄山の南東約5kmにある新燃岳で、3月6日に7年ぶりの爆発的噴火が発生し、噴火警戒レベル3が継続していました。
硫黄山でも、今年2月後半から火山性地震が増加していました。
小規模な噴火の恐れがあるとして、2月20日に噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2へ引き上げていました。
そして、昨日の噴火で、気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。
火山噴火予知連絡会会長で、京都大名誉教授の石原和弘さんの話では、「白っぽい噴煙の色などからおおむね水蒸気噴火と言っていいだろうが、今後は分からない。1990年代に大火砕流が発生した長崎県・雲仙普賢岳噴火災害は水蒸気噴火から始まった。霧島連山は地下深部のマグマの上昇が続いており、今回の噴火は2011年の新燃岳の噴火から一連の流れにある。新燃岳など霧島連山全体の火山活動に数年スケールで注意が必要だ」と言っていました。
霧島連山に限らず、日本列島では噴火の連鎖反応を起こしています。
噴火がないのは四国くらいですが、四国もどうかわからないような気がします。
大断層である中央構造線は、九州から四国、そして本州へと続いているし、石鎚山や高縄山は昔は噴火していた歴史もあります。
気をつけようといっても、こればっかりはどうしようもないとは思いますけど。

霧島連山
霧島連山の位置関係を示した地図です。
(気象庁より)


硫黄山は、韓国岳の横にあります。

 
硫黄山の様子です。
(気象庁のライブカメラより)

薩摩半島沖の海底火山「鬼界カルデラ」にある溶岩ドーム

鹿児島県・薩摩半島沖の海底火山「鬼界カルデラ」にある溶岩ドームのニュースです。

この「鬼界カルデラ」は、約7300年前に巨大噴火し、九州南部の縄文文化を壊滅させたとされています。
そして、この「鬼界カルデラ」の調査を進めている神戸大学海洋底探査センター(神戸市東灘区)は、2月9日に、「噴火後のカルデラ内に世界最大級の溶岩ドームが形成され、活発に活動していることを確認した」、と発表しました。
溶岩ドームは直径10~13km、高さ約600mあるそうです。
体積は32立方km以上と推定され、マグマ噴出量としては単独の溶岩ドームとしては世界最大級とみられています。
噴火後、非常に短期間に、カルデラの地下に巨大なマグマだまりができた可能性を示しているそうです。
同センター長で教授である巽好幸さん(マグマ学)らが2016年から行うプロジェクトで、これまでに水中ロボットなどを使い、噴出地点を含む地形の調査を3回実施し、溶岩ドームが水中で形成される際にできる特有の割れ目や、活動的マグマが存在する可能性を示す「熱水プルーム」などが見つかったそうです。
また、溶岩ドームの表面から採取した岩石と、13年に噴火するなど活発な火山活動を続ける薩摩硫黄島の噴出物と同じ特徴があることも分かり、さらには、溶岩ドームがカルデラの底を押し上げながら成長した構造も判明したそうです。
巽さんは、「次の巨大噴火に向け、マグマだまりに新たなマグマが供給され続けている可能性が高い」と指摘しています。
今後、溶岩ドームの形成時期やマグマだまりの位置・形を特定し、その変化を追うことで「将来の噴火予測につなげたい」としています。
また、海底熱水活動に伴って生成されることの多いレアメタル(希少金属)の存在についても、調査を続けるそうです。
つい最近海底噴火して、有名になった西之島の例もあります。
鹿児島県・薩摩半島沖となると、市民生活に影響を受けることも十分考えられます。
地上の噴火についても、当然危険なのですが、地下となると、もっと唐突で、近くを航行していたら避けられない事態になります。
噴火の予測は重要なので、ぜひ解明してほしいものです。

鬼界カルデラの断面図(巽教授提供)
鬼界カルデラの断面図(巽教授提供)

西之島に海鳥が帰ってきた

今は、噴火も終息にむかっている西之島です。

国土地理院は、日本の国土面積が2017年10月1日時点で、37万7973・89平方キロと発表しました。
前年同期より2・32平方km拡大したのですが、これは小笠原諸島の西之島(東京)が噴火によって大きくなったことが主な要因です。
昨年6月に、13年の噴火後初めて作製した地形図を基に面積を算出しているそうで、国土地理院が西之島の増大を国土面積に算入するのは初めてだそうです。
国土地理院によると、西之島の面積は噴火前より2・43平方km大きくなり、2・72平方kmになったそうです。
引き算をすると、それまでの西之島の面積は0・29平方kmなので、いかに拡大したのかがわかります。
測定は16年12月に実施なので、現在はもっと大きくなっている可能性があると思います。

この西之島ですが、2016年10月に実施された初の上陸調査で、複数の海鳥の繁殖が確認されました。
噴火前に繁殖が確認されていた海鳥は8種でした。
当時の面積は東京ドーム5個分にも満たなかったのですが、小笠原諸島の中では最も多くの種が繁殖していました。
森林総合研究所の主任研究員の川上和人さん(鳥類学)によると、「小さいが海鳥にとっては楽園のような場所」だそうです。
脅威になるネズミやネコなどがおらず、巣を作りやすい環境を変えてしまうような外来植物も入っていませんでした。
特にアオツラカツオドリの国内の繁殖地は他に尖閣諸島だけで、噴火の影響が注目されていました。
そして、上陸調査に参加した川上さんが溶岩流を免れた場所を調べたところ、8種のうち3種の営巣が確認できたそうです。
アオツラカツオドリは抱卵中で、カツオドリの若鳥がおり、オナガミズナギドリの巣穴も多数あったそうです。
アジサシの仲間は、繁殖は確認できていないそうですが、島の近くを飛んでいたそうです。
大規模な噴火だったにもかかわらず、海鳥はなぜいるのでしょうか。
川上さんによると、海鳥は場所に対する執着性が強いそうです。
寿命が数十年と長い種も多く、仮に1~2年繁殖できなくても落ち着いた後に巣が作れれば戻るそうです。
また、カツオドリの仲間2種は大型ですが、アオツラカツオドリは秋から冬、カツオドリは夏と繁殖期が違うため、営巣場所が狭くても共存できているのではないかとのことです。
川上さんは今回の調査の最大の成果を「生態系を構成する機能が維持されていることが確認できたことだ」と話していました。
現在の島のほとんどは溶岩に覆われていますが、周辺部は火山噴出物が細かな岩石の粒となって堆積しているそうです。
これは、浜ができて、海岸性の植物が根を張りやすい環境とのことです。
このような場所に、海鳥によって植物の種が運ばれ、さらに海鳥のふんは肥料になります。
動物の死骸などを食べる昆虫のハサミムシなどもみつかり、多様な生物が生きるための生物同士のつながりが保たれているそうです。
西之島のように大陸や他の島からはるか離れた土地で、新たな生態系が作られていくのが観察できるケースは海外でもほとんどないそうです。
川上さんは「どんな生態系ができるかは全く予想できない。島の生物相の成立をこの目で見るのは島しょ生物学者の夢の一つ。人類共通の財産として変化を見守ってほしい」と訴えています。
植物も、動物もたくましいですね。
アスファルトだって、コンクリートだって、ちょっとした亀裂の間からたくましく芽が出ているのをよく見かけます。
このような生態系を見守っていくことが、地球に対するやさしさだと思います。

地球以外の火山について

地球以外の火山について調べてみました。

地球以外で、火山の噴火が確認されている天体はいくつかあります。
①木星の衛星イオ
イオ (Jupiter I Io) は、木星の第1衛星です。
2007年までに発見された衛星の中で内側から5番目の軌道を回っています。
地球以外で最初に活火山が観測された天体で、火山活動は、溶岩、火山噴出物、硫黄や二酸化硫黄のプルームを数百kmも噴き上げるものだそうです。
1979年にボイジャー1号の撮影した画像によって初めて確認され、付近を通った宇宙探査機(ボイジャー、ガリレオ、カッシーニ、ニュー・ホライズンズ)による観測と地球からの天文学者による観測により、150個以上の活火山が確認されています。
これらの観測から、最大400個ほどの火山が存在していると推測されています。
イオの火山活動は、数百の火山中心と広大な溶岩地形を形成し、イオを太陽系で最も火山活動の盛んな天体としています。
3つの異なった噴火の形態が確認されており、噴火の期間、強さ、溶岩の流出の速さ等が異なっています。
ハワイのキラウエアに似た楯状火山のような、主に玄武岩から構成される溶岩はイオの表面を数千kmも流れています。
イオの溶岩はほぼ玄武岩から出来ているそうですが、硫黄や二酸化硫黄でできた溶岩も見られるそうです。
さらに、1600Kもの噴火温度が観測されており、これはケイ素の有色鉱物でできた溶岩の噴火だと考えられています。
②土星の衛星エンケラドゥス
エンケラドゥス (Saturn II Enceladus) は、土星の第2衛星です。
直径498km、土星からの距離は約24万km、土星の周りを33時間ほどで公転しています。
熱源を持ち、土星の衛星としては6番目に大きい衛星です。
反射率が極めて高く、太陽系の中で最も白い星とされています。
表面は比較的新しい氷で覆われています。
2005年3月ごろ、エンケラドゥスに接近したNASA/ESAの無人土星探査機カッシーニが、エンケラドゥスに極めて微量の大気を発見しました。
大気の成分は水蒸気と見られています。
火山か間欠泉などの大気の安定した供給源があるものとみられています。
しかしエンケラドゥスは重力が小さく、大気はすぐに宇宙に逃げてしまいます。
カッシーニ探査機の観測により、エンケラドゥスの南極付近の表面で活発な地質活動をしている証拠と思われるひび割れが見つかり、"Tiger Stripes"と名づけられています。
エンケラドゥスの表面は、このひび割れから噴出する新しい氷によって絶えず塗り替えられていくと考えられています。
さらにひび割れから噴出しているものが氷の粒子および水蒸気であり、地下に存在する液体の水が貯水池のような役割を果たしている可能性があることを、NASAの研究者が発表しました。
この地質活動を起こす熱源は不明だそうですが、内部の放射性物質の崩壊や、潮汐力によるエネルギーなどが考えられています。
③海王星の衛星トリトン
トリトン(Triton, Neptune I)は、海王星の第1衛星かつ海王星最大の衛星です。
太陽系全体でも7番目の大きさであり、海王星の発見からわずか17日後にウィリアム・ラッセルによって発見されました。
トリトンは-235度の極寒の世界で、冥王星より約10度低く、セドナ等を除く太陽系の主要な天体ではもっとも温度が低い衛星ですが、これは反射能の高さによるものと考えられています。
大気は微量のメタンを含んだ窒素であるが、気圧は僅か0.01ヘクトパスカルです。
表面の大半は窒素とメタンの氷に覆われ、特に南極冠付近はピンク色の霜で覆われています。
また、クレーターはほとんどなく、山脈と峡谷が複雑な模様を描いているため表面は比較的若く地球のように更新され続けていると考えられています。
星の構成物質は水が1/4で残りが窒素化合物、メタン、そして岩石からなるコアでできています。
海王星との潮汐力の作用によるものか火山が存在しており、液体窒素と液体メタンの溶岩を噴出しています。
火山と言っても、噴出している物体が0度を遥かに下回るものの為、氷火山と呼ばれています。
実際にボイジャー2号によって上空8km、風下140kmの噴煙が撮影されています。
噴火のエネルギー源は潮汐力以外に、季節による太陽エネルギーの変化が原動力との説があります。
氷火山で最大のものは、噴出物の巨大な黒い模様から「ナマズ火山(フランス語版)」と名づけられています。
④金星
金星(きんせい、ラテン語: Venus 、英語: Venus )は、太陽系で太陽に近い方から2番目の惑星です。
また、地球に最も近い公転軌道を持つ惑星です。
金星の地形には大陸、地域、平原、裂溝帯、峡谷、モザイク状の地形、断崖、丘、線状地形、火山、溶岩流、火口、山などがあります。
金星は、分厚い雲と460℃もの表面温度がこれまで研究を大きく阻んできました。
こんな中、欧州宇宙機関(ESA)の金星探査機「ビーナス・エクスプレス」のデータから、金星が今も活発な地質活動を続けている新たな証拠が得られたそうです。
複数の火山が噴火し、温度が815℃を超えているところもあるそうです。
専門家の間では、金星で過去に火山活動があったことはすでに知られていたそうですが、現在の活動の程度ははっきりしていませんでした。
1990年代初めには、探査機「マゼラン」が雲を透過するレーダーを使って観測を行い、地球の火山にそっくりな山々が金星の表面に点在していることが判明しました。
このときの観測で、金星の表面に約1000個の衝突クレーターが存在することも分かったそうです。
予測よりかなり少ない数であり、地表の大部分が5~10億年前に溶岩で覆われたため、それ以前のクレーターが消えたと考えなければ説明がつかなかったそうです。
金星の火山の噴火がすでに終わったのかどうか誰にも分からなかったものの、火山活動の証拠かと思われるデータはいくつかあったそうです。
例えば2010年、ビーナス・エクスプレスが地表の3カ所で検出した高熱は、250万年前という比較的新しい時期に溶岩が流れ出たことを示唆していました。
それまでは、5億年前考えられていたそうです。
2012年には、やはりビーナス・エクスプレスが金星大気中の二酸化硫黄の急激な濃度上昇を観測し、その後、濃度は次第に低下したそうです。
⑤火星
火星(かせい、ラテン語: Mars マールス、英語: マーズ、ギリシア語: Άρης アレース)は、太陽系の太陽に近い方から4番目の惑星です。
地球型惑星に分類され、地球の外側の軌道を公転しています。
オリンポス山(オリンポスさん、Olympus Mons)は、火星最大の楯状火山で、太陽系でも最大と言われています。
地球で一番高い山として知られているエベレスト山の高さは8848mですが、オリンポス火山の高さはなんと25000mもあります。
その、裾野の直径は550km以上もあるため、傾斜がほとんどありません。
登りやすいと言えばそうなのかもしれない。
また、山頂のカルデラは長径80km、短径60km、深さ3.2kmもあり富士山がほぼ収まってしまう大きさです。
これほど巨大化したのは火星ではプレート移動が起こらないため、ホットスポット上に火口が留まり続けたためではないかと考えられています。
惑星探査機が訪れる前の、専ら地上からの望遠鏡による観測に頼っていた時代には、周囲より白く見えることがあることからオリンピア雪原(Nix Olympica)と呼ばれていました。
オリンポス山の名前はこれを部分的に引き継いだものです。
長らく死火山だと思われていたのですが、2004年12月23日、ドイツベルリンのチームが240万年程前に噴火した形跡を発見し、将来の噴火の可能性もあると発表、活火山である可能性が指摘されました。
火星の火山は数十億年という長い寿命の中で数十万年から数百万年にわたり活動を休止することもあると言われています。
⑥土星の衛星タイタン
タイタン (Saturn VI Titan) は、土星の第6衛星です。
1655年3月25日にクリスティアーン・ホイヘンスによって発見されました。
NASAは、土星探査機カッシーニが土星の衛星タイタンのソトラ・ファキュラ(Sotra Facula)と呼ばれる一帯でとらえた、氷の火山とみられる地形の画像を公開ましした。
この画像を見ると、緑に着色された高い山の部分は高さ1,000m以上で、そのそばには深いクレーターや青色に広がる砂丘が写っています。
氷の噴出は、同じく土星の衛星エンケラドゥスに見られる「タイガーストライプ」と呼ばれるひび割れからの噴出などがあります。
タイタンでこれまで見つかった流状地形は、堆積物など火山以外のプロセスによるものと思われていましたが、今回発見されたソトラ・ファキュラの地形は、高い山とクレーター、そして流状地形が見られる点が地球の火山によく似ており、氷火山である可能性が高いそうです。
⑦月
月(つき、独: Mond、仏: Lune、英: Moon、羅: Luna ルーナ)は、地球の唯一の衛星(惑星の周りを回る天体)です。
太陽系の衛星中で5番目に大きいそうです。
月には、気候による侵食を起こす大気がなく、またプレートテクトニクスも持っていません。
重力は小さく、大きさも小さいため、冷えるのが早いのが特徴です。
月面の複雑な地形は、主に衝突盆地と火山活動によるものだそうです。
最近の分析で、月の水は表面に存在するだけではなく、内部には月の表面全体を1mも覆うほどの水を持つことが明らかとなったそうです。
月は分化が進んだ天体で、地殻、マントル、核を持っています。
月の表面には、大きく分けて黒っぽい海と呼ばれる低くて平らな地域と、高地と呼ばれる白っぽく、でこぼこした地域があるそうです。
このうち、海の方は非常に大きな衝突でできたクレーターの後を、火成活動によってできた溶岩が埋めたものですが、地球の富士山などのような火「山」の形はしていません。
月の溶岩は一般に地球に比べてさらさらしているため、溶岩が噴出しても山にはなりにくいと考えられています。
また、月の地形が全体に(地球に比べて)のっぺりとした形をしているのも、このような溶岩の性質が影響していると考えられます(この点については、月には水がないため、水による風化作用がないことも大きな違いとして挙げられます)。
しかし、火山らしい火山もないわけではありません。
例えば、「海のドーム」とよばれる、滑らかな表面をもつ緩やかな凸の地形があります。
マリウスの丘などが代表例です。
上から見た形は円形または楕円形で、直径3~17km、高さは数百m以下です。
斜面は膨らんでいて、斜度は約2~3度のものが多く、主に赤道付近に群をなして分布しています。
これらの大きさ、形は地球のアイスランド型盾状火山に似ており、玄武岩質の低粘性の溶岩流によってできたと推定されています。
また、「高地のドーム」とよばれる海や高地よりも白っぽい色のドームが、高地の縁にみられます。
これらは海のドームよりは急峻で、傾斜は15~30度あります。
他に、粉砕されたマグマが空中に放り出されて降り積もった「スコリア丘」(スコリアとは、玄武岩が多孔質になった「黒い軽石」のことです)もあります。
ただし、月の重力は地球の6分の1しか無く、また、大気の抵抗がないために、同じ初速度で放り出されたスコリアは地球上の6倍も遠くに飛ばされることになります。
このため、地球のスコリア丘よりも平らで、わかりにくい形になります。
月は、地質時代(最も新しいモスクワの海東領域で25億年前)には、活発な火山活動が見られたそうですが、現在では溶岩を噴出しているような活火山はありません。
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