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大谷翔平選手と「なおエ」

エンゼルス大谷翔平選手(28)が活躍してもチームが勝てない状況を表現する「なおエ」というネットミームがすっかり浸透しています。

大谷選手は、4月17日の4打席目に一時勝ち越しとなる中前適時打を放つなど4打数2安打1打点で昨季から続く連続試合出塁を日本人歴代5位に並ぶ「36」に伸ばしました。
だが、チームは1点リードの8回に2つの打撃妨害などで3点を奪われて逆転され、7―9で2連敗となりました。
TBS系「サンデーモーニング」の司会の関口宏さんは、大谷が2安打1打点としながらも逆転負けしたことに「エンゼルスっていうのは、どうも信頼できないんです」とコメントしました。
これにゲスト出演した元DeNA監督の中畑清さんは「な・お・エですよね」と指摘すると関口は「えっ?」と聞きました。
中畑さんは「なおエ」を「大谷が活躍するんですけど、なおエンゼルスは負けましたという。なおエって言われていますよね」との説明に、関口さんは「なおエねぇ。あぁ、そう」とうなずいていました。

アメリカでも、この同じ現象をネタにしたネットミームが話題になっています。
それは、大谷選手の別名ともなりつつある「Tungsten Arm O'Dyle(タングステンアーム・オドイル)」です。
その名前が今季一番バズったのは、開幕日のことでした。
3月30日のアスレチックス戦で投打の二刀流で開幕投手を務めた大谷選手は、6回を2安打無失点、10奪三振と支配的な投球を披露したのですがチームは1-2で敗戦しました。
孤軍奮闘してもチームが勝てないときの大谷を「タングステンアーム・オドイル」になぞらえられました。

このネタが最初に登場したのは2021年5月のことです。
「Matt」さんと名乗るアカウントが投稿したツイートが大うけしたのですが、その内容は「エンゼルスの試合ハイライトを見るたび、マイク・トラウトは3本塁打を放って打率を5割2分8厘に引き上げ、ショウヘイ・オオタニはアクロン・グルームズメンのタングステンアーム・オドイルが1921年に達成して以来の偉業を成し遂げ、エンゼルスはタイガースに3-8で負けている」というものでした。
タングステンアーム・オドイルという選手も、アクロン・グルームズメンというチームも架空のもので、いずれも「Matt」さんの創作でした。
いかにも昔の野球選手に実在したかのような名前を使い、いかにも20年代中西部の野球の街をイメージさせるアクロン(オハイオ州)です。
グルームズメンは「新郎の介添人」の意味があるそうですが、アクロンもグルームズメンも英語圏の人にとって言葉の響きが面白く、それだけでも笑えるそうです。
これが「Matt」さん自身の想像をもはるかに超えるレベルで拡散され、今も大谷選手が異次元レベルに活躍してもチームが負けたときは「タングステンアーム・オドイル」がバズります。
アメリカ野球データサイト「Baseball-Reference」は、今季開幕直後に「タングステンアーム・オドイル」の名前をサイト内で検索すると、大谷選手のページに飛ぶようにしていたそうです。
悪乗りとも思えるアメリカンジョークですが、いかにこの大谷選手の別名がアメリカ野球ファンの間に浸透しているかということを示すものでもあります。
エンゼルスは、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷選手の残留を望んでいると思いますが、そのためには今季何としてもポストシーズンに進出したいと望んでいます。
それを達成するためには「タングステンアーム・オドイル」の名前をもうバズらせないことが必要でしょう。

私たち、大谷選手のファンは、エンゼルスのポストシーズン進出を期待しています。
でも、それよりもまず、大谷選手の活躍を期待しています。
20勝で、200奪三振、40本のホームランで、3割、100打点を達成したら、その方がいいかなとは思っています。
いずれにしても、「なおエ」が影響するのはやっぱり勝利投手かなと思います。
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選手としても、監督としても、野球解説者としてもすばらしかった野村さん

選手としても、監督としても、野球解説者としてもプロ野球に貢献した野村克也さんが亡くなりました。

野村さんが選手として活躍した当時は、パリーグはほとんどテレビ中継がなかったので私にとっては印象がありません。
ただし、今となっては野球中継で当たり前となっている、ストライクゾーンを9分割してどのコースにどの球種が来たかを表示する”野村スコープ”にはびっくりしました。
これは、野村さんの発案によるものだそうですが、この”野村スコープ”の中に、次のコースや配球をズバリ当てる解説は画期的でした。
「名選手は必ずしも名監督ならず」というよく言います。
選手として活躍する資質と、監督としてチームを勝たせる資質を両立させるのは難しいものです。
王さんや長島さんだって、名監督とは私は思いません。
でも、野村さんは、それを成し遂げた数少ない人だったと思います。
少なくとも、常勝球団とは程遠いヤクルトでの手腕は特筆ものです。
そして、それだけでなく解説者としても前述した通りです。
ご冥福をお祈りします。

400勝投手の金田さん

プロ野球唯一の通算400勝投手で元ロッテ監督の金田正一(かねだ・まさいち)さんが6日午前4時38分、急性胆管炎による敗血症のため、都内の病院で亡くなりました。
現役通算20年間で400勝298敗、奪三振4490、投球回数5526回2/3、完投365などの記録を残しています。
通算防御率2・34で、ベストナイン、沢村賞各3度、球宴出場17度、巨人の背番号34は永久欠番となっています。

それにしてもすごい記録です。
細菌の最多勝は15勝程度ですが、それだと27年かかる計算になります。
18歳でプロ野球に入って、コンスタントに15勝しても45歳でやっと届く記録です。
下の記録を見て、もっとびっくりしたのが試合数です。
68試合も投げている年があります。
完投も34試合している年もあります。
当時は、全部で130試合だったはずで、いかに国鉄が弱かったとはいえ、こんなにも毎年毎年全試合の半分程度投げていたとはびっくりです。
今の野球のシステムでは、もうこんな投手は現れないと思います。

金田正一
Kaneda Masaichi
1933\年8月1日生 
★1988年殿堂入り★ 愛知県出身
年度
チーム
TEAM
防御率
ERA
勝利
W
敗戦
L
セーブ
SV
試合
G
完投
CG
完封
SHO
ホールド
HRD
勝率
WPCT
投球回
IP
被安打
H
被本塁打
HR
与四球
BB
与死球
HB
奪三振
K
暴投
WP
ボーク
BK
失点
R
自責点
ER
その他
195017国鉄(7)3.93812--3091-.400164 2/3132121271143139372
195118国鉄(5)2.832221--56254-.51235025722190823333159110ノーノー
195219国鉄(5)3.172425--64237-.490358280171971026982149126
195320国鉄(6)2.372313--47246-.639303 2/3222101358229109080
195421国鉄(5)2.632323--53282-.500345 2/329019114626921128101
195522国鉄(5)1.782920--62349-.592400279191018350219179
195623国鉄(4)1.742520--68245-.556367 1/322220812316508671
195724国鉄(4)1.632816--61255-.63635325617932306108864完全沢村
195825国鉄(4)1.303114--562211-.689332 1/321616603311406348沢村賞
195926国鉄(4)2.542119--58144-.525304 1/322226793313009686沢村賞
196027国鉄(6)2.582022--57224-.476320 1/323827941284319792
196128国鉄(3)2.122016--57236-.556330 1/325727812262308878
196229国鉄(6)1.732217--48241-.564343 1/326525808262507866
196330国鉄(4)1.983017--53259-.63833723420831287208374
196431国鉄(5)2.792712--44224-.692310250366932313010096
196532巨人(1)1.84116--2893-.647141 2/39512360100103829
196633巨人(1)3.4346--1910-.40084 1/3721225358203632
196734巨人(1)2.28165--3361-.76217014613573132304743
196835巨人(1)3.461110--3240-.524138 1/31222171087305753
196936巨人(1)4.2554--1810-.55672 1/365835048303934
通算成績2.34400298-94436582-.5735526 2/341203791808724490551117061434
  

イチローが引退しました

イチローが引退しました。
余裕のある会見をじっくり聞いていました。
寂しさが半分と、「これでよかったのかな」と思う気持ちが半分でした。
イチローの大ファンの私にとっては、野球を観る事=イチローを観る事でした。
去年は、途中から観れなくなっていたので、野球中継はほとんど観ていません。
アメリカで、こんなにもすばらしい活躍をした日本人は、イチローがダントツです。
今は、イチローの代わりに活躍をしそうな大谷がいますが、なんといっても私にとってはダントツの存在感です。
私にとっては、すごくショックです。

本田圭佑さんが驚きの「マーキープレーヤー」に

日本のサッカーが認められたのでしょうか?
それとも、本田圭佑さんがすごいのでしょうか?

サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表MF本田圭佑さん(32)のオーストラリア、メルボルン・ビクトリー加入が6日、決まったそうです。
同クラブが発表し、本田も自身のツイッターで「サインしました! オーストラリアでお会いできるのを楽しみにしています」とつぶやいています。
契約期間は10カ月だそうで、年俸は、破格の360万ドル(約3億9600万円)であることも判明しました。
クラブは公式サイトで「クラブ史上最大の契約」だと言っています。
でも、これだけでは、特別すごいわけではありません。
事実、本田圭佑さんは、ACミラン(イタリア)では7億7000万円だったし、パチューカ(メキシコ)でも4億1400万円でした。
すごいのは、オーストラリアのAリーグは、サラリーキャップ制度を導入していることにあります。
つまり、チーム全員の年俸合計額が日本円にして約1億7000万円以下と定められています。
ただし、各クラブともその制限を受けない「マーキープレーヤー」を1名だけ獲得することが可能で、その1名が本田圭佑さんになったという事実です。
日本でも、多くのJリーグで活躍しているプレイヤーでも、年棒は500万から1000万くらいのものです。
事実本田さんだって名古屋(J1)にいたころはこれくらいの年棒でした。
プロ野球と違い、サッカー後進国はお客さんをあまり呼べないので、そんな年棒になるのです。
たった10カ月の契約期間ですが、他の選手からみて、明らかに優れているところを見せないと給料泥棒と言われてしまいます。
頑張ってほしいものです。
本田さんの年俸の推移は以下の通りです。
ただし、すべて推定で、当時のレートで日本円換算しています。
 ▽名古屋(J1)
 05年=480万円
 06年=1000万円
 07年=1800万円
 ▽VVV(オランダ)
 07-08年=3250万円※シーズン途中の移籍で半年間だけの期間
 08-09年=6500万円
 09-10年=6500万円
 ▽CSKAモスクワ(ロシア)
 10年=1・5億円※シーズン途中の移籍で半年間だけの期間
 11-12年=3億円
 12-13年=3億円
 13-14年=1・5億円※シーズン途中の移籍で半年間だけの期間
 ▽ACミラン(イタリア)
 13-14年=3億3500万円※シーズン途中の移籍で半年間だけの期間
 14-15年=7億7000万円
 15-16年=7億7000万円
 16-17年=7億7000万円
 ▽パチューカ(メキシコ)
 17-18年=4億1400万円
 ▽メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
 18-19年=3億9600万円
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