北朝鮮の核実験について

北朝鮮がまた核実験を行いました。

今回で6回目の核実験ですが、爆発規模が120キロトン超(TNT火薬換算)だそうです。
アメリカが広島に投下した原爆は16キロトン、長崎は21キロトンなので、いかにすごいかがわかります。
地震のマグニチュード(M)は、気象庁は6・1(暫定値)、USGS(=アメリカ地質調査所)は、マグニチュード6.3としています。
日本政府は、「水爆実験だった可能性も否定できない」としています。
核実験をしたのは、3日午後0時29分頃で、北朝鮮の核実験場がある北東部の咸鏡北道・豊渓里一帯だそうです。
国防省などによると、これまで5回核実験が行われている北朝鮮北東部豊渓里の地下核実験場は、北朝鮮の政権指導部の決断があればいつでも核実験を実施することができる状態を維持してきたそうです。
アメリカの北朝鮮研究チーム「38ノース」は5日、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)の実験場周辺の衛星画像を公開していました。
実験前の1日と実験後の4日に撮影された画像を比べると、実験前は木が生えていたとみられる緑色の部分が、実験後は特に谷筋にあたるところで黄土色に変化した部分が増えていて、地面があらわになっている様子がうかがえます。
研究チームは、これらの地表の変化は「地すべりによるものだ」と分析しています。
これまでの5回の核実験よりも地すべりの数が多く、規模も大きいとして、今回の爆発の威力が過去最大だったという見方を示しています。
ここまでの核実験を何故する必要があるのでしょうか?
これだけの規模の地すべりが発生しているということは、地下の核実験場でもコンクリートなどが崩壊や亀裂によって、放射能が外部に拡散している恐れもあります。
北朝鮮くらいの小さな国だと、核実験をするだけで国民が犠牲になることもあると思います。
日本も隣国なので他人事ではありません。
放射能の怖さは、福島原発で十分味わっています。
こんな実験、ものすごく無駄なことをきちっと教えるべきです。
北朝鮮だけでなく、地球が崩壊してからでは遅いのです。

9月4日に撮影された北朝鮮・豊渓里にある核実験場周辺の衛星写真です。
(プラネット/38ノース提供・共同)

北朝鮮分析サイト「38ノース」が5日に公開した衛星写真は、北朝鮮による6回目の核実験の実験の後に豊渓里(プンゲリ)の核実験場を撮影したものです。
「38ノース」によりますと、核実験後の写真には多くの地すべりが実験場や周辺で確認され、地形の変動は過去に行われた実験の時よりも大規模で、広範囲にわたるということです。
この写真だけでは解りにくいのですが、谷筋に白っぽくみえているのが陥没して地面があらわになっているところです。
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バキスタンの大惨事は人ごとではない

これは交通事故なのですが、思わぬことから大惨事になってしまいました。

パキスタン東部バハワルプルで6月25日、石油を積んだタンクローリーが横転しました。
タンクローリーは急なカーブを回ろうとしているところでタイヤが破裂したそうです。
パキスタンでは車両の整備不良や危険運転のため、交通事故が大きな問題となっているそうですが、タンクローリーはカラチというところからラホールというところへ石油2万5000リットルを運ぶところだったそうで、あたり一面石油の海になってしまいました。
これだけなら、たいした事故ではないのですが、捜査筋によると、交通警察はタンクローリーから遠ざけようとしたそうですが、女性や子供を含む住民たちが、横転した車体からこぼれ出た石油を集めようと、鍋などを手にたくさん集まってきたそうです。
近隣の村の親類たちにも石油を取りに来るよう電話で連絡していたそうです。
そして、その中の通行人の一人が、たばこに火をつけたのを機にタンクローリーが炎上したそうです。
タンクローリーが一気に燃え上がると、周りにいた人たちはたちまち炎に包まれたそうです。
現地当局によると、少なくとも150人が死亡したそうで、死者数はさらに増える恐れがあるそうです。

パキスタンにとって、石油は貴重ですが、まさに命がけです。
そして、常識のない人はどこにでもいるものです。
こんな私も、若い頃にガソリンスタンドでタバコを吸っていても危険だと思わなかった非常識な頃がありました。
また、これは私ではないのですが、40年ほど前はボーリング調査の現場では、冬場は寒いので焚き火をしていたのですが、ガソリンをかけて火をつけたものだから一気に燃え上がって、その人は前髪がちりちりになっていました。
誰もが常識のないことをして、後で冷や汗をかくことは経験しているものですが、ガソリンみたいに揮発性の高いものは、ものすごく注意が必要です。
最近は、ガソリンスタンドもセルフの店が多くなって、素人が何の講習もなしに自分でガソリンを入れる時代になっています。
そうです。
私たちにとって一番身近な車は、ガソリンで走っています。
パキスタンの大惨事は、決して人ごとではないことと思います。

スリランカでの洪水の近況報告

スリランカでの洪水の近況報告です。

5月15日から降り続いた大雨の影響により、スリランカの南部や西部で、過去25年で最悪の洪水や地すべりが発生しています。
日本で知るかぎりでは、亡くなった人は、29日までに少なくとも180人、行方不明者は110人で、約50万人が家を追われ、55万人以上が避難しているそうです。
今日は、雨は小康状態となっているそうですが、低地では依然として冠水しているそうです。
亡くなった人の大半は地すべりによるものだそうです。
南部のマタラやカルタラやラトゥナプラなどを中心に、地すべりで住宅が押し流されるなどの被害が広がり、茶やゴムの栽培のための大規模な森林伐採が、この地すべりや土砂崩れを頻発させる一因とも指摘されているそうです。

スリランカは、インドの南東で、インド洋上にあり、赤道のすぐ北に位置している島国です。
島の南寄りの中央部は標高2000m級の山岳地帯であり、セイロン島最高峰のピドゥルタラーガラ山(標高2524m)はここに位置しています。
また最長の川マハウェリ川(全長331Km)もこのあたりを水源としています。
中央部から島の北側に行くにつれて土地は少しずつ低くなり、ダンブッラやシーギリヤあたりになると、ほとんど平野となっています。
ただし、被災地であるカルタラとラトゥナプラは南部であり、マタラやカルタラは海岸部、ラトゥナプラは中腹に位置しています。
そして、いずれも湿潤地帯に位置しています。
スリランカの南部の基盤岩は、地質学的には紫ソ石花崗岩 (チャーノッカイト)が大部分を占めています。
そして、この紫ソ石花崗岩が地すべり地帯となっているそうです。
花崗岩と名前が付いているように、当然、風化してマサ状になっているところもあるようです。
このあたりは、私の住んでいる瀬戸内とよく似ている花崗岩みたいです。
つまりは、大雨が降ると土砂崩れをするような脆い花崗岩のようなので、半月も大雨が降るといろいろなところの斜面が崩れるのは当然なのかも知れません。
地すべり地帯の周辺には、100mクラスの絶壁がいくつもあり、このようなところが今回崩れたかどうかは不明ですが、風化の程度が進むと、このような絶壁も崩壊してしまうと想像できます。

国連WFPは、6月15日からの3カ月間で、約4万人の支援を行う予定だそうです。
国連WFPは、被災した人々が、生きるための食糧を得るために借金を重ねるなどの悪循環に陥らないよう、最も被害の大きかった地区の最も貧しく脆弱な人々を対象に、現地政府の社会保障システムを通して、約1世帯に月60米ドルの現金を配布するそうです。
スリランカの通貨単位はルピー(LKR)で、日本円に換算すると、1LKR=0.7円になります。
スリランカで食べるライス&カレー(ベジタブル)は、 90LKR~150LKR くらいで、日本円で63円~105円です。
だから、屋台での食事は約200円くらいです。
そして、屋台ではカレーからパリプワデーまで様々なグルメが楽しめ、外国人向けの少し高級なレストランでも600円前後です。
スリランカで長期滞在する場合、1ヶ月で交際費を含め35,000円を見ておけば、十分に足りるそうです。
これを考えると1世帯に月60米ドルを配布するとして、日本円で1ドルが110円とすると、6,600円になります。
援助が少し少ないみたいですが、これでも国連WFPによると、スリランカへの現金の配布を含む支援活動全体にかかる予算として230万米ドル(約2億4,600万円)が見込まれており、現在、その約60%にあたる130万米ドル(約1億3,900万円)が不足しているそうです。
日本からも援助が必要になってくるようです。

29日、洪水に見舞われたスリランカ南部マタラ地方の被災地(AFP=時事) 
5月29日、洪水に見舞われたスリランカ南部マタラ地方の被災地の様子です。

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紫ソ石花崗岩 (チャーノッカイト)の100mクラスの絶壁です。
こんな絶壁が崩れたらひとたまりもありません。


スリランカでの、乾燥地帯 (dry zone) と湿潤地帯 (Wet zone) の範囲図です。
南部のマタラやカルタラやラトゥナプラはすべて湿潤地帯 (Wet zone)に含まれています。

コロンビアの大規模な地すべり

コロンビア南西部の都市モコア(Mocoa)で3月31日夜に大規模な地すべりが発生しました。

この地域は、数日豪雨が続いていたそうですが、31日の夜は特にひどく、130mmの豪雨だったそうです。
平均月間降水量が400mm程度なので、この約3分の1に相当する量が半日で降ったことになります。
国家災害危機管理局の局長であるカルロス・イバン・マルケスさんによると、土砂崩れはこの地域を流れるモコア川とその支流の水位が上昇し、氾濫したことが原因で発生したとのことです。
コロンビア軍によると、4月1日までに254人が亡くなり、約400人が負傷し、行方不明者も200人近くに達しているそうです。
この地すべりにより、家屋の他、橋や車両、樹木などが流され、コロンビア軍が撮影した被害地の映像には一面に大量の木材の残骸と茶色の泥が映し出されています。
フアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領は1日、救助活動指揮のため一帯に森林が広がるプトゥマヨ(Putumayo)県の県都モコアを訪れ、ツイッター(Twitter)で「激甚災害」を宣言しました。
最も大きな被害が出た地区の大半は、半世紀に及んだ内戦で住居を追われてきた人が住む貧しい地区だったそうです。
プトゥマヨ県のソレル・アロカ(Sorrel Aroca)知事は2日、地元ラジオ局に「地区が丸ごと消えてしまった」などと述べ、今回の災害はこの地域で「前例のない悲劇」との認識を示しました。
そして、現場には救助活動のため軍兵士や地元の警官を含む緊急要員1000人が動員されています。
でも、まだ人口約4万人の都市モコアは現在停電中で、水道も止まっているそうです。

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大規模な地すべりです。
頭部がわからないので洪水みたいになっています。


この付近は、もともとが川なのか?
それとも、川ではないところにこんな巨石が流れてきたのか?

南米ペルーの洪水

世界の各地で、異常気象が発生しています。
当ブログでも、サハラ砂漠の雪や、モスクワの異常寒波、スイスの雪不足、サウジアラビアでの雪と洪水、ブラジルの干ばつなどを紹介してきました。
今回はブラジルと同じ南米ペルーの洪水を紹介します。

南米ペルーは、数十年に一度という記録的な豪雨に見舞われています。
首都のリマ周辺では、土砂崩れや洪水が発生し、これまでに少なくとも78人が亡くなり、負傷者263人、被災者は10万1,104人にのぼり、約7万人が家を失うなど被害が拡大しているそうです。
ペルー大統領府や災害当局などによると、同国北西部は3月14日以降、台風並みの暴風雨が襲来し、1週間以上にわたって豪雨が降り続いたそうです。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の降水観測衛星GPMのレーダー観測によると、20日には1時間あたり137mmという同国の観測史上最大規模の大雨が各地で降ったそうです。
ペルー国立気象局や米航空宇宙局(NASA)の専門家は、「ペルー沖の海面水温が上昇し、エルニーニョに似た異常気象が起きている」と言っています。
エル・ニーニョはペルー人いわく、10年から15年の周期でペルーを襲ってきたという事で今年2017年はその当たり年だとのことです。
そして、ペルーの海岸地帯の気候がすっかり変わってしまったかのようです。
ペルーの海岸地帯は乾燥した砂漠地帯で、1年中一度も雨が降らいないとの事だったのですが、最近は、毎日必ず豪雨が降っています。
中でもピューラ(Piura)、イカ(Ica)、チクラーヨ(Chiclayo)、リマ(Lima)の川沿いなどが被害が拡大しているそうです。
首都のリマ市は、3月15日午後から非常事態に陥っています。
Huaycoloro川とRimac川の水量が上昇し、首都の至る所で氾濫しているそうです。
この非常事態によって、急遽教育機関は休校となり、道路が閉鎖、水道が止まり、公共機関の運行が延長されています。

南米では、1年半前の、2015年12月にも、パラグアイとアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルなどで大雨による洪水が発生するなどして、2約15万人が避難生活を余儀なくされていました。
亡くなった人も8人に上り、大雨は「半世紀に一度」などと報じられていました。
日本では、3月24日に、ペルーにおける豪雨水害に対し、ペルー政府からの支援要請を受け、国際協力機構(JICA)を通じ、緊急援助物資(テント,毛布,スリーピングパッド等)を供与することを決定したそうです。
同じ南米のブラジルは干ばつで苦しんでいるのに、雨は均等に降ることが出来ないのですね。

降雨
降雨観測衛星のレーダーが3月20日にペルー上空でとらえた雨の量を立体的に表した観測画像(NASA/ JAXA)です。


大規模な洪水で、川が決壊し、民家や田畑が浸かっています。

ペルー、リマ市洪水により非常事態 
濁流が溢れているリマ市の様子です。
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