松山では、今日も猛暑です

松山では、今日も猛暑が続いていますが、松山だけでなく、日本列島全体で猛暑です。

3連休最終日の16日も東北から九州にかけて高気圧に覆われ、岐阜県揖斐川町では今年最高となる39.3度を記録したそうです。
共同通信の集計では、熱中症とみられる症状の救急搬送は全国で2020人に上り、新潟、愛知、静岡、三重の各県で5人が亡くなり、3連休では計5616人が搬送され、搬送当日に亡くなったのは14人だったそうです。
西日本豪雨の被災地においても、軒並み30度以上の真夏日となり、35度を超えた地点もあります。
愛媛と、岡山、広島の3県では計137人が熱中症の疑いで搬送されました。

気象庁によると、朝から気温の高い状態が続き、全国927観測点のうち646地点が真夏日になり、うち186地点が猛暑日となったそうです。
岐阜県の揖斐川町は午後2時すぎに今年最高となる39・3度を記録し、多治見市と岐阜市も午後3時までにそれぞれ39・0度を観測しました。
15日の最高気温(揖斐川町や京都府福知山市の38・8度)を抜きました。
岐阜県美濃市や郡上市、群馬県伊勢崎市で38・8度、愛知県豊田市で38・7度と続いています。

そして、西日本豪雨によって亡くなった人は、16日午後7時半現在、14府県で計214人、安否不明者は4県で計18人となっています。
一方、被災地では3連休の最終日も、厳しい暑さが続き、岡山県高梁市で37・3度を記録するなど、各地で35度以上の猛暑日となり、熱中症の疑いで救急搬送される人が相次いでいました。
広島県では16日、坂町などで新たに2人の死亡が確認され、県内の犠牲者は計102人となりました。
広範囲が一時水没した真備(まび)町地区のある岡山県倉敷市で36・1度でした。
肱川が氾濫した愛媛県大洲市で35・5度でした。
土石流が発生した広島市安佐北区で35・1度でした。
3連休中愛媛、広島、岡山の3県で活動したボランティアは、少なくとも計約3万3000人に上ることが各県の社会福祉協議会への取材で判明したそうです。
総務省消防庁の16日正午現在のまとめでは、16府県で約4800人が避難生活を続けています。
また、厚生労働省によると、同時点で愛媛、広島、岡山の3県で約15万9000戸が断水しているようです。
まだまだ暑い日が続きます。
大変な時に水害にあったものです。
大量にごみが発生していますが、これも前日まで使っていた冷蔵庫やテレビや食器棚などです。
なければ困るものは、また買わなければなりません。
家や土地の被害だけでなく、生活必需品や大切な思い出の品々まで流されてしまった人も多いことと思います。
そんな中、このような猛暑です。
私たちは、「頑張ってください」としか言うことはできないのですが、くれぐれもお体には気をつけて頑張ってください。

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記録的な豪雨による愛媛県の被害

先週の木曜日から記録的な豪雨でした。

他の府県でもものすごい被害の状況ですが、愛媛県内でもこれまでに21人が亡くなっており、今も4人の行方がわかっていません。
建物やインフラ、農業などの被害も相次いでいます。
愛媛県でも、行方不明者の安否の確認と被害状況の把握を急いでいます。
愛媛県内は、前線の影響で記録的な豪雨になり、宇和島市や松山市の離島、今治市などで土砂崩れが相次いだほか西予市や大洲市を流れる肱川が氾濫するなど各地で災害が起きました。
前述したように、これまでに、宇和島市と西予市、大洲市、松山市、今治市の5つの市で小学生を含む21人が亡くなりました。
宇和島市吉田町では、9歳の男の子1人を含む4人の行方がわかっていません。
住宅など建物の浸水も相次ぎ、県によりますと、8日夕方までに確認されているだけで、大洲市や西予市、内子町など、合わせて13の市と町で、床上浸水が3113世帯、床下浸水が1754世帯にのぼっています。
また、土砂崩れで水道管が壊れたり浄水場が被害を受けたりした影響で、8日夕方の時点で、大洲市や宇和島市、上島町など、13の市と町で、合わせて2万7979世帯が断水しています。
このほか、建物の損壊や農業被害なども起きていますが愛媛県は、被害の状況が十分に把握できていないとして、行方不明者の安否の確認と被害状況の把握を急ぐことにしています。
県内では、現在では大雨の恐れはなくなりましたが、この先1週間は厳しい暑さになる見込みなので、被災した地域では熱中症など健康管理にも十分注意が必要となります。
愛媛県の各地での記録的な豪雨は下表に整理しましたが、とんでもなく高い数値です。
宇和島では、7/7に時間雨量で59.5mmを記録しています。
松山での年間降水量の平均は1000~1500mmです。
松山では、この4日間で361.5mm降っているので、この数値だけでものすごい豪雨というのがわかると思います。

松山宇和島近永愛南西予石鎚山
7/5343980.522.570.5103
7/620688.513240178224
7/7108.5179205.5124.5229118.5
7/81367.569.51156223



大分県中津市耶馬渓町の大規模な土砂崩れ

大分県中津市で、斜面崩壊のニュースが入ってきました。

斜面崩壊は、4月11日午前3時50分頃だったそうです。
大分県中津市耶馬渓(やばけい)町金吉(かなよし)という集落で「裏山が崩落して何軒かが土砂にのみ込まれた」と市消防本部に通報がありました。
崩壊の規模は、幅200メートル、高さ約100メートルという大規模な土砂崩れです。
でも、斜面崩壊の誘因である地下水の状況ですが、山崩れがあったこの耶馬渓町は、ここ数日、まとまった雨は降っていなかったそうです。
大分地方気象台によると、土砂崩れがあった中津市耶馬渓町のアメダスの観測地点で、まとまった雨が降ったのは、約3週間前だそうです。
3月19~21日で計約70ミリを観測して以後は雨はほぼ降らず、4月10日までの1週間は、6日に4・5ミリ、7日に1・5ミリの雨が観測されたものの、8日から10日までの3日間は0・5ミリ以上の雨は観測されませんでした。
それなのに、なぜ斜面崩壊が起きてしまったのでしょうか?
ヘリで上空から現場を見た福岡大の教授である村上哲さんは(防災地盤工学)は、崩れた山の斜面に水が湧き出ていたり、水が流れたりしていることに注目しています。
「山がため込んだ地下水のため、土砂崩れが起きたのではないか」と話していました。
地元の建設会社幹部(41)によると、現場周辺は水がたまりやすく地盤が緩いことが、地元の建設関係者の間で知られていたそうです。
村上教授はさらに、現場付近は山頂が平らで、水がたまりやすい崩積土の斜面だと分析しています。
急斜面のため崩れやすく、岩盤との境に沿って滑り落ちたと推定されています。
これを裏付けるように、数日前から山に異変があったそうです。
土砂崩れに巻き込まれた男性が数日前から「裏山から石が落ちてくる」と話していたそうです。
山が2、3日前から「ゴー」と地鳴りがしていたとの証言もあります。
村上さんは「なぜこのタイミングかは検証が必要だが、地下水に加え、地盤の風化などさまざまな要因が積み重なったのでは」とみています。
また、九州大大学院の教授である三谷泰浩さん(地盤工学)は、現場が溶岩台地で、川に沿って風化した山の斜面が浸食される「耶馬渓特有の現象」と分析しています。
垂直方向に地盤の割れ目があり、その割れ目に沿うように、まず地盤が滑り落ちたと推定しており、崩落地点のさらに上部には亀裂も確認されています。
三谷さんは「雨が降ったり、崩れた土砂を除去したりすれば、さらに崩れる恐れもある。二次災害に十分な注意が必要だ」とさらに警戒を呼び掛けています。
私は、斜面崩壊には常に豪雨が隣り合わせという印象をもっています。
でも、3週間も前に約70ミリ降ったくらいでもこのような大規模な土砂崩れが起こってしまったという現実を知ると、地形や地質構造と地下水の賦存との関係をもっともっと研究する必要があると思います。

山が崩落し、民家が土砂に埋まった現場=11日午前10時33分、大分県中津市(本社ヘリから)

山が崩落し、民家が土砂に埋まった現場=11日午前10時33分、大分県中津市
(西日本新聞本社ヘリから)


崩壊の現場の地質構造は複雑なようです。
地盤工学の専門家は、火山性の地盤の風化が素因で、あとは地下水の賦存が誘因になっているとのことでした。


斜面と民家との配置図です。

集中豪雨による被害と「真砂土」

台風3号に伴って発達した積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらすという「線状降水帯」によって、福岡県と大分県は大変な被害になっています。
1時間の降水量が100mm以上を記録している福岡県の朝倉市は、朝倉市杷木若市で山が崩壊するおそれがあるとして、昨日の午後2時45分、若市区と上げ区の2つの地区の115世帯316人に避難指示を出しています。
1時間の降水量が100mm以上が何回も続けば、斜面崩壊も起きるとは思いますが、こんなにも大規模の崩壊が起こった地質の要因としては、「真砂土」にあると言われています。
「真砂土」(まさつち Decomposed granite(DG))とは、花崗岩が風化が進んで砂状・土状になったものです。
結晶粒子が大きくかつ鉱物結晶の熱膨張率が異なる花崗岩は、温度差の大きい所では粒子間の結合が弱まり、風化しやすいのが特徴です。
風化が進むと構成鉱物の粗い粒子を残したままバラバラの状態になり、非常にもろく崩れやすくなります。
この中には礫や砂、シルト、粘土などの大きさの粒子が含まれます。
そして、最終的には礫はケイ砂やシルト、粘土へと風化していきます。
このようにして生じた粗い砂状の粒子は「マサ」と呼ばれ、そのマサが堆積した土を「マサ土」と定義しています。
日本では主に関西以西に広く分布しており、安価なため園芸・敷土などに広く用いられています。
土質力学的には、
①分布地域により鉱物の組合せや粒径が違い性質が異なること
②花崗岩の風化が深層に至り表面は完全に土砂化すること
などから、安全性の確定が特に難しいと言われています。
「真砂土」の特徴としては、水に弱い土質です。
これは一般に花崗岩の風化が深層にわたって及んでいること、またその表層が比較的短年月の間に物理的化学的風化の進行によって完全な土砂化をするためです。
特に粗粒花崗岩は、粘土鉱物の流出によって、土砂化した際に砂質土となり粘着力成分を失うため流水によって侵食崩壊しやすくなります。
今回のような集中豪雨が長時間続くと、表土層底部に浸透水が貯まりバランスが崩れて大規模な崩壊に至ることもあります。
最近では、2014年8月19日~20日に広島市で発生し大きな被害をもたらした土砂災害の一因として、現場周辺の「真砂土」による地質特性が挙げられています。
一般に崩壊を起こす表土層の透水性は下層が基盤となっている「真砂土」に比べてかなり大きいのが普通です。
しかし、「真砂土」は、見かけとは違って透水係数が1×10-3cm/secよりも大きいことが多いのが特徴です。
つまり下層を形成している「真砂土」も透水性があるということになります。
集中豪雨が長時間続くと、浸透量が流出量より多くなり、浸透水が貯留しはじめ地下水を形成します。
この水位が次第に上昇する過程で安定に関する力のバランスが崩れて全面的な崩壊に至ります。
「真砂土」の場合は、浸透水が下層にまで貯留するために、崩壊する時には大規模なものになることがあります。
下の写真は、福岡県朝倉市、大分県日田市などの被災地に生々しく刻まれた豪雨災害の爪痕です。
松山市も、高縄山はすべて「真砂土」なので、集中豪雨では崩れやすいのは朝倉市と同じです。
集中豪雨が何日も続くときには逃げるしかないのでしょうか?
大分県や広島県とは瀬戸内海を挟んでいるだけなのに、それにしても雨が降らない松山市です。


















今度は福岡と大分に「大雨特別警報」

大雨の継続情報です。

昨日の朝、島根県に「大雨特別警報」を発表していた気象庁は、今日は、福岡県朝倉市や同県久留米市、大分県日田市など31市町村に「大雨特別警報」を出していました。
「大雨特別警報」は、数十年に1度の降雨による甚大な被害の恐れがあることを前提としているので、そんなにしょっちゅう出すわけではありません。
でも、九州北部は5日、活発な梅雨前線に湿った空気が流れ込み、福岡、大分、佐賀県で記録的な大雨となったそうです。
島根県や広島県ばかりが気になっていましたが、気象庁の推計では、福岡県東峰村、佐賀県鳥栖市などで1時間に110~120mmを超える猛烈な雨が降ったとして「記録的短時間大雨情報」を発表しています。
また、朝倉市では同日深夜までの24時間雨量が515・5mm、日田市も同329・5mmとなり、いずれも観測史上最大を記録しています。
福岡、大分両県では6日午前0時現在、18万1885世帯約43万300人に避難指示を出しているので、「大雨特別警報」は当然なのかもしれません。
それにしても、1時間に110~120mmとか、24時間雨量が515・5mmとかは、常識では想像できません。
家にいても「テレビの音が聞こえない」とか誰かが言っていましたが、まさに恐怖を感じるような大雨だったろうと思います。

大雨による濁流でえぐられた道路=5日午後6時半ごろ、福岡県朝倉市(同市提供)
大雨による濁流の圧力で、道路がえぐられています。
(5日午後6時半ごろ、福岡県朝倉市提供)
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